今年2回目の土星食です。1回目は7月25日の日の出後の青空の中でした。
この時は青空の中で、しかも薄雲越しで全く見えずに写真だけかろうじてという状況でした。
しかし今回の「土星食」は夕方暗くなってからの好条件です。
しかし冬型の気圧配置が強まり北西風が強く、朝9時には雨が降っていました。 回復してくるはず~と思いながらもGPV天気予報では快晴の静岡へ遠征も考えていました。 奥様と買い物と昼食を済ませて13時半に帰宅し、やはり浜松まで行こうと機材を積み込み自宅を出発。 名古屋インターへ向かう途中「気ままに星空観望仲間」のNさんから岡崎まで来たけど雲多しとの連絡。インター直前で停車して空を見上げるとほぼ雲がなくなっていました。
「遠征中止!」を決定し、自宅へUターン。台車で2往復の機材を降ろして自宅で観測準備。
バルコニーに出るとこんないい天気だが北風が強烈に吹いています。
自宅であれば突発があれば対処できるし、寒ければ室内に退避もできる。
撮影用にセレストロンC11、ビクセン127マクカセとSV-BONY SV503 102EDの3台の鏡筒、眼視用にBORG71FLの全4台の大忙しになっちゃう態勢。
日没前にBORG71FLで月を導入すると土星が月1つ分くらい離れた位置に見えていました。
C11にはZWO ASI290MC、127マクカセにはZWO ASI174MM、SV503 102EDにはキャノンEOS80Dを取り付け準備すべてが準備完了になったのは18時前。
ステラナビゲーターで食の時間を確認すると、
土星 潜入:18時20分 出現:18時50分
衛星タイタン 潜入:18時28分 出現:18時39分
SV503 102EDに取り付けたEOS80Dはインターバルタイマーを1分間隔にして1時間ほど前から撮影を開始しました。
1分間隔ではつまり過ぎてしまうので、3分間隔になるよう月を固定して比較明合成してみました。
月のどの位置に潜入し、出現したかがよくわかると思います。
眼視用のBORG71FLでも覗きながらiPhone手持ちコリメートで撮ったりしていました。これでも地球照(月の光っていない部分)も見えるし、かわいく土星の形がわかるのがおもしろいですね。
C11と127マクカセの写真は処理が追い付かないので、後編にまとめます。
しばしお待ちを~!!
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