10月30日の紫金山・アトラス彗星

太陽系
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10月30日は朝は雨が降っていましたが通勤時間には日が差してきました。しかし日中も雲が多く諦めていたところ日没と同時にきれいに晴れてくる気配。

大急ぎで帰宅しました。
渦を巻いたようなおもしろい雲が出ていました。


新月期で月はないし~紫金山・アトラス彗星が天の川に近付いてきているし~雨上がりで透明度が良さそうだし~カメラとポラリエと双眼鏡をもって揖斐高原あたりまで行ってみるか?と一瞬思いつつも時間との勝負で走るのもリスキーで危険なので、自宅でゆっくりと眺めることにしました。

アトラクス赤道儀にR200SSを載せ、まずはアークトゥールスを導入し同期。念のため雲に隠れて見えていない金星を自動導入、望遠鏡を通すとちゃんと見えていた。カメラを取り付けピントを合わせて紫金山・アトラス彗星を自動導入。
背景が暗くなるのを待って1分間隔で彗星の動きを記録します。

雲から出てきた金星が左端に写っています

ファインダーで位置を確認して3㎝6倍双眼鏡で探してみるがファインダーで見えている星の並びは見えているが紫金山・アトラス彗星は見えなかった。7㎝15倍双眼鏡をZERO経緯台に乗せて同じあたりを探すとすぐに見つかりました。印象としては小さく暗くなってるな~って感じでした。

この双眼鏡にiPhone手持ちコリメートで撮ってみます。 

小さくはなりましたが、まだ彗星らしく尾を引いています。しかし名古屋市内からは次のチャンスにはもう双眼鏡では捉えられないかもしれませんね。

さて、R200SSで17時50分~19時20分までの約90分間で1分間隔で撮っていた紫金山・アトラス彗星を恒星基準で比較明合成してみました。

R200SSの800㎜直焦点でこれだけ動いていました。カメラはEOS80DにLPS-P2光害カットフィルターを入れISO3200で2秒露光で撮っています。
動画でも動きがわかりそうなので8FPSで動画にしてみました。

最後の方で雲が出てきたため少し飛んでいますが動いていくのがわかるかと思います。
次に晴れたらもっと焦点距離の長いC11でチャレンジしてみます。


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