9月3日10時56分に新月だった翌日9月4日極細の月を見てみようと18時に帰宅して大急ぎで望遠鏡を準備しました。
ここからは時間との勝負で月が見つけられるか!
望遠鏡はTOA-130、まずは減光フィルターを付けて太陽を導入。
フリップミラーの片側にカメラはZWO-ASI174MMにPro₋Planet742フィルターを入れて太陽でピントを合わせ、もう片側にはK40㎜のアイピースでピントを合わせておきました。
E-ZEUSとステラナビゲーターの力を借りて月を自動導入。
「ここに月があるはず~」とアイピースを覗いても眩しくて月らしきものは見えない。太陽でピントを合わせていた時の感覚で視野の中に見える大きさ向きはだいたい想像できていましたが、やっぱり見えない。
フリップミラーをカメラに切り替えてPCの画面を調整しながら見ていても画面の反射があって見えてこない。冠布を取り出して頭からすっぽり被って再びPCの画面を見るとかすかに月が見えた!
しかし月の光っている部分の一部が見えているだけで細い弧には見えない。
フィルターは間違いないか?と再確認しても間違いはなかった。
そうこうしていると太陽が沈み空が暗くなってくると極細の月がだんだん見えてきて撮影開始。
望遠鏡のファインダーを覗くと視野の端に正面の建物が入ってきた。もうあと10分くらいで見えなくなるな~と思い、フリップミラーを眼視に切り替えて覗いてみるもやはり極細の月を見ることはできませんでした。
再びフリップミラーをカメラ側に切り替えて、見えなくなるまで連続で撮影をしているとPCのモニターに飛行機が飛び込んできました。
「おお~ラッキー!」
月に向かっていい感じに飛んでいくな~と眺めていると!
お!おおおおぉぉぉぉ~
ぎょえぇぇぇ~! なんと極細の月の前を2機の飛行機がぁぁぁ~
なんともおもしろい写真が撮れました!
この時の動画がこちら。
一人で大騒ぎをしていましたが、音声がないのが残念(笑)
この時のカメラに記録されていた時間をもとにflightradar24でこの飛行機を調べてみました。
はじめに見えてきた月に向かっていく飛行機はANA493便で成田国際空港から中部国際空港へ向かう便でした。
次に下から左上に飛んでいくのは県営名古屋空港を飛び立ったFDA327便で困元空港へ向かう便のようです。
そしてこのわずか1分後、極細の月は正面の建物に沈んでいきました。
その後金星が輝いていました。
9月5日には月と金星が並んで見える予定です。
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