アンタレスBを見る

星空
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東海地方は7月18日梅雨明けしたようで、夏本番です。となると太平洋高気圧の圏内に入り、気流は安定するはずです。
多少雲が出ていますが、望遠鏡を準備します。

この時期はほとんど順応なく使えるのがありがたい! 望遠鏡は月の右にあるアンタレスに向いています。
南風が吹いていますが汗がじっとりしてくる暑さです。望遠鏡に取り付けてある温度計は鏡の温度・外気ともに31度ほどです。

セレストロンC11に2倍バローを装着し、10㎜のアイピースで560倍で見てみます。
シリウスBほどの輝度差がないので約3秒と離角は小さいですが見やすいかと思います。
ちょうどこんな感じで安定して見えていました。

アンタレスが赤いので本来青白いはずのアンタレスBが緑色に見えます。眼視で見ているとより緑色に見えます。
これを1枚の写真にしてみると、主星の右にポツンと伴星アンタレスBが見えています。

これを同じ機材で今年の3月に撮影したシリウスと比較してみます。
シリウスが明るいためかなり肥大していますが、離角があるため光芒に埋もれることなく良く見えています。

アンタレスA:1.09等 アンタレスB:5.2等 離角2.9秒
シリウスA:-1.46等 シリウスB:8.4等 離角11.3秒
どちらもまあまあ手ごわい相手ですが見えると嬉しくなります。
気流の落ち着いた日にはぜひ高倍率で望遠鏡を向けてみてはいかがでしょうか。

せっかく梅雨明けして天気が良いので、望遠鏡をTOA130に乗せ換えて南中しても低い位置の月も眺めてみます。

おやおや、先日も少し感じたんですが、ピント合わせをするときに少しゴリゴリ感があって像が動いてしまいました~やはり調整が必要なようです。

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