スターリンクG8-9 をデネブで待ち伏せる

スターリンク
スポンサーリンク

7月6日 午前3時10分過ぎに7月3日に打ち上げられたスターリンクG8-9が仰角70度で通過する予報がHeavens Aboveに出ていました。
最近のスターリンクは一段と太陽光反射がなくなり打ち上げ3日後にはほとんど見えなくなっていますが、このG8-9はISS友のMさんによると前日土星近くを通過した際にはかなり明るかったとの報告があったので、少しだけ期待して2時頃から準備して待機しました。
というのもHeavens Aboveの予報を見るとこんな状態でした。

はくちょう座のサドルあたりで地球の影から現れ、2.2等級の明るさでデネブのすぐ横を通過しています。
二十数機が連なって通過しますが、ほんの少しづつ軌道が北にズレていき、はじめのころはデネブの南を通っていたスターリンクが10機目くらいからはデネブの北側を通る予報になっています。
ということはうまくするとどれかはデネブと重なるかもしれない! おもしろいことになってきました。
C11にZWO ASI174MMを取り付けてスターリンクをデネブで待ち伏せて、狂拡大というほどではありませんが、その形を捕捉します!! しかし画角に入らない可能性の方が高いので念のために150㎜望遠でも動画撮影しておきます。

まずは150㎜望遠の動画からどうぞ。

中央やや左に見える点がデネブです。
まず始めの8機が通過します。ただこの後不覚にもカメラを動かしてしまい、後半の十数機がどのあたりを通過したのかが記録できませんでした。
こちらは後半がデネブを通過した後の動画です。

この動画ではわかり辛いですが、かなり青く光っていました。しかもデネブと同じくらいの明るさでした。打ち上げ3日後にこれほど明るく光るスターリンクは初期のころのものを思い出すほどです。
これほど明るいのであれば広角レンズで銀河鉄道状態を撮っても良かったかもしれません。
さて、狭い画角でスターリンクの形を捉えるC11+ASI174MMの方はどうでしょうか!
まずはその動画をどうぞ! まばたき禁止です。

10秒の間に2機が通過しているのがわかるでしょうか?
ちょっとスローにしてみます。


この動画は1秒当たり100フレームで撮っており、この10秒の間に1000コマあります。そこから写っているコマだけを取り出して比較明合成した写真がこちらです。

残念ながらデネブに重なって通過はしていませんでしたが、こんなところを通過していました。
そして2枚の太陽光パネルが光っている姿がよくわかります。
スターリンクは大満足でしたのでお明けまでゆっくり土星を眺めます。

気流も比較的落ち着いており、もう3時過ぎには南中していて良い眺めです。
ついでに衛星の様子です。

昨晩ならTethysが土星面上にあったようで、8日未明はDioneが土星面にいるはずです。
Dioneが土星面でどのように見えるのか確かめてみたいので、8日は晴れていたら早起きしてみるかな~。

コメント

タイトルとURLをコピーしました