ホタルと彗星

その他
スポンサーリンク

6月21日 朝から降っていた雨はお昼前には止み、午後からは急速に晴れて蒸し暑くなってきました。
これは湿度が高く間違いなくホタル日和です。
大急ぎで帰宅して夕食を食べ、カメラ2台とポラリエを積み込んでいつものホタルポイントへ向けて19時半に出発しました。
約1時間で20時半ごろに到着しました。途中鹿が目の前を横切りちょっとびっくりでしたが想定内です。
カメラ2台、三脚2台とポラリエを担いで小川と田んぼの間の道を歩いていくとホタルがたくさん光っています。前回同様に道を挟んで小川の方にはゲンジボタル、田んぼの方にはヘイケボタルです。
とりあえず星空が写るようにカメラをセットして田んぼ側を撮ってみます。

この写真の露光中にポラリエをセットして極軸を合わせ、EOS80Dに150㎜/F2.8をセットして紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)がいるであろうしし座の後ろ脚の先のあたりへカメラを向けて撮ってみます。全く写っている気配がない。
iPhoneアプリのSkySafariで正確な位置を確認してもだいたいあっていそうですが、念のためしし座のデネボラを基準にしてそこからスターホッピングで正確な位置へカメラを向けることにしました。
ポラリエに取り付けた赤経赤緯の回転軸だとどうもスターホッピングがやりにくいので自由雲台に取り換えて星図を見ながら進んでいきます。
紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)がいるあたりの星の並びにたどり着き1枚撮ってみます、が、いるであろう位置にそれらしいモヤが写らない。

この電線だらけの隙間のこの2つの星の間です。いろいろ露出を変えながら撮っているとなんとなくモヤっとしたものがほんのわずかに写っていました。「これか~小さくて暗い!」これは光害カットフィルターを入れてもう少し露光しないと厳しいです。そこまでは準備してこなかったのでこのまま20枚ほど撮っておきます。
そしてその部分を拡大してみると何とか彗星らしき姿が確認できました。

彗星を探している間に道を真ん中にした構図で撮ってみました。

中央あたりにゲンジボタルが多くいて、左下にヘイケボタルがたくさんいるのがわかります。

星空の中を飛んでくれ~と願ってカメラを空に向けていると飛んでくれました。

そうこうしていると満月1日前の明るい月が東の森の上に出てきました。

急にあたりが明るくなった感じがすると、ホタルも光るのをやめてしまったのか一気に少なくなりました。
時計を見ると21時半過ぎ、撤収して帰るのにちょうど良い時間になりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました