月齢5.9の月

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6月12日は昼間はきれいに晴れていましたが、夕方から薄雲が出てきました。
帰宅するとまだ高いところに月齢5.9の月が見えていたので、たまには月を眺めようと望遠鏡を準備しました。最近は夕方になると南風が強く望遠鏡が揺れるほどで、それほど気流も良いわけではない。

まずは全景から。

何を見るべきかよくわからない時は、この「月の地形ウオッチングガイド」を参考にします。

月齢6のページを開くと

エンディミオン・アトラス・ヘラクレスとクレーターが出てきます。
その次に「晴れの海」が紹介され「セレニタティスベイズン」「リンクルリッジ」という言葉が出てきます。
この「ベイスン」とは巨大天体衝突でできたクレーターに、月内部から溶岩が流れ出してできた巨大な溶岩平原なんです。その溶岩平原にできたしわのようなものを「リンクルリッジ」と言います。
この写真の左の暗い部分がその晴れの海で、リンクルリッジがよくわかると思います。

そしてこちらは「神酒の海」と呼ばれ晴れの海と同様に天体衝突~溶岩が流れ出た平原「ネクタリスベイズン」です。神酒の海の左側にある同じくらいの大きさの3つのクレーターは上から「テオフィルス」「キリルス」「カタリナ」という名前で、真ん中のキリルスの端に「小型月着陸実証機SLIM」が眠る「しおりクレーター」があります。

そしてもう1つ、こちらはアポロ11号着陸で私が初めて覚えた地名「静かの海」です。
この写真の下の端の中央やや左あたりがアポロ11号の着陸地点かと思います。

ここにはリンクルリッジと「ラモント」と呼ばれるゴーストクレーターがあり、なかなかおもしろいです。
「月世界への招待」さん曰く、「他のリンクルリッジと同様に欠けぎわ近くになると大変目立ちますが、欠けぎわから離れると存在すら分らなくなってしまいます。」らしいです。

そして私の好きな北と南の尖った先端部分です。

東海地方の梅雨入りが例年より遅いとか言われていますが、そろそろではないかと思います。
晴れればもう少し月を眺めてみようと思います。

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