2023.10.29日の夜明け前の部分月食です。
本影による食の始まりは4時34分、食の最大は5時14分(食分0.128)、食の終わりは5時53分の予定です。
4時に目覚ましを掛けておきましたが、その直前に目が覚めてしまうところが「さすがわたし!」。
昨晩のうちに準備はしてありますのでルーフバルコニーに出て、ピントを確認しシャッタータイマーを確認して4時15分撮影をスタート。
機材は据え付けてあるアトラクス赤道儀にTOA130。カメラはEOS80Dの組み合わせだと月がやや大きすぎるので、クローズアップレンズNo.3をレデューサーがわりにいれてみる。
その傍らで双眼鏡で欠けぐあいを眺める。
欠けはじめのころの様子ですが、月はこの後どんどん下がっていき、月食が終わるころには月の高度は5度以下になってしまいます。
本影がかかるまでに20分もあるが、左上がやや暗くすでに半影月食が始まっているのがわかります。
5時14分食の始まりです。
5時14分食の最大で食分0.128です。この時の月の高度は10度そこそことかなり低い。
この後、雲が通過して7分ほど月が隠されていました。
雲の上に見えているのは木星です。
5時53分食の終わりですが、写真ではまだかけているように見えます。半影が月にかかっているためにわずかに暗く見えているのが高度が低いために強調されています。
低空のために満月がいびつに歪んでいるのがわかるかと思います。
双眼鏡で見るとやや暗いのがわかる程度です。
6時00分、あたりはすっかり明るくなっており、月没直前です。
淡いピンク色のヴィーナスベルトの下にグレーの地球影が美しく、その中に満月が浮かんでいます。
この月食の初めから終わりまでをアニメーションにしてみました。
そしていいところだけを並べてみました。
昨年の皆既月食に続いて、今年もスッキリ晴れました。一度低空を雲が通過しましたが、建物に隠されるまでしっかり見えていて部分月食ですが双眼鏡で眺めながら楽しむことができました。
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