30年以上前から付き合いの長いキャンプ仲間に久しぶりに会った。
昔彼らとキャンプへ行っていたのは今は徳山ダムの底に沈んでしまった旧徳山村だった。DATSUN四輪駆動トラックにドラム缶と薪を積んでいって川の水を沸かしお風呂を沸かすし、時にはトラックの荷台にブルーシートを敷き、そこへお湯を入れて移動式露天風呂にして遊んでいたものです。
オフロードバイクや四輪バギーも積んでいきました。冬は薪ストーブを持って行き、かまくらも作りました。
そんな奴らと久しぶりに会うと当然ながら「どこか遊びに行こう!」となってしまうわけで、候補に挙がったのが小笠原!
まずは小笠原の基本情報。
現在、小笠原への行き来は貨客船の「おがさわら丸」のみとなっており、1週間に1便程度が往復しています。通常のサイクルは、1日目の11時に東京の竹芝桟橋を出航、船中で一泊し、2日目の11時に父島に到着。3日目、4日目は島に滞在できます。
5日目の15時に父島を出航し、6日目の15時に竹芝桟橋に戻ってきます。
つまり、小笠原への旅は、6日間は必要となります。着いた日と帰る日の前後半日ずつと中日の丸2日、計3日間は島に滞在できます。
また、かつて大陸と一度も地続きになったことがないことから「東洋のガラパゴス」とも称されている小笠原は、ここでしか見られない動植物も多く、それらを見るだけでも楽しめます。
父島のすぐ南に、隆起サンゴ礁でできた南島という島があり、そこは小笠原諸島の中で、もっとも魅力的な場所の一つである。
この島へ上陸するには、東京都認定のガイドの同行が必須で、1日に100人までと決まっている。
ということらしい!
まずは船と宿の空き具合を確認すると、船はほとんど〇印でいつでも取れそうだが、宿にほとんど空きがない。しかも小笠原は全島でキャンプ・野宿禁止らしいので行って何とかしようってのはまずい。
6月初めに、小笠原海運に「おがまるパック」という船と宿のセット商品があるらしいので電話して「3人で小笠原へ行きたいんですが、一番早いところでいつ空いてますか?」と聞いたところ、「7月18日東京出港でヴィラシーサイドが唯一空きがあります」とのことで、願ってもない新月期なのでその場で押さえました。
それではそれに合わせた機材選択をしなければ~。
三脚が3台で1台はZERO経緯台で20倍80㎜双眼鏡とBORG71FLのどちらかを載せて観望用、もう1台はポラリエを載せて天の川と南の低空をメインに撮影、もう1台は固定撮影用。カメラはSEO-SPの6Dとノーマル80Dとレンズはワイドメインに4本。その他もろもろで22㎏にもなってしまった。おっと!小型の双眼鏡を忘れている!!(写真を見ていて気が付いた)
事前に梱包して宅急便で送れば東京都内と同じ料金で送れるとは聞いていたが、いろいろ心配で4つあるスーツケースの中で一番大きいので持って行くことにした。
これだけの機材でスーツケースの3/4が埋まってしまいました。
そして30年ぶりに海パンとマリンシューズとハットを買った! 楽しくなってきたぞ~。
JAXA小笠原追跡所・国立天文台VERA・時空の柱・枕状溶岩・グリーンペペ・沈没船濱江丸などなど見に行かなければ! クジラやイルカも見たいがトビウオが飛んでいるのが見てみたい!!
これは2年前の西表島で見た水平線上の南十字とエータカリーナです。オーストラリアで高い位置に見えるこれらも良かったですが、水平線ギリギリがやはり楽しいものです。今回は時期的にこの星空は見ることはできませんが、南の島へ行けば見たくなるのは南の低空ですね。
そんなわけで星空で見たいのは、最高の星空と天の川、南の低空のじょうぎ・さいだん・ぼうえんきょう・インディアン・つる・ほうおう・夜明け前のアケルナル、これだけ確認できれば御の字。
しかしその前に重大なことがありまして~何より乗り物に弱いのに24時間も船に乗っていて大丈夫なのか???
続きは無事に帰宅してからになります。それでは行ってきま~す!!
コメント
あらあら、サーティーワンのホールケーキがなかなか届かないと思ってたら、僻地の僻地へ行かれてるんですね。
太平洋高気圧の真っ只中で観る惑星像に興味有ります。
トビウオに串刺しにされないよう楽しんできて下さいね〜。
うどん三昧より
串刺しにされることなく無事に帰還しました~。
昼間海で遊びすぎて星がちょっとだけになってしまいました。
スーツケースの3/4とリュックは機材だったのにほとんど使わず~でしたが、空は超一級で国内最高レベルかと思われました。
惑星はBORG71で土星を見ただけでしたのでよくわからず(笑)