6月4日夜明け前の3時に目覚ましを掛けて早起き!目指すは土星。
すでに30度近くまで上がっていて望遠鏡を向けると、待ってましたとばかりに美しい姿が目に飛び込んできました。
それほどシーイングが良いわけではありませんが、しばらく眺めた後アイピースをカメラに替えて撮影します。
台風2号が太平洋を通過し被害が出るほどの大雨を降らせた後だけに安定した気流は期待していませんでしたが、眼視で見ているときよりカメラを通して拡大すると揺れが大きくカッシーニの隙間もほとんどわかりません。
処理をしてもやはりこの程度ですが、見ることができただけで良し!
赤外線とメタンバンドも撮ってみます。
今年の土星で一番感じるのは輪の開きがかなり狭くなってきたことです。
2018年からの土星を見てみると一目瞭然。
2022年の土星がバランス的には一番良さそうですが、どの年も非常に美しい惑星だと思います。
輪はだんだん細くなり、やがて土星本体が串刺しにされたようになり、2025年3月24日には輪が水平になって見えなくなってしまいます。この時に輪の影は土星本体に見えているはずですが、輪のない土星らしくない土星が見られるのも楽しみです。
4時前にはもう空が明るくなってきて、西の空に目を向けると満月が沈みかけていました。
コンデジでもっと拡大していくと、きれいな満月です。
正確には6月4日12時42分が満月なのでこれは満月の約8時間前になります。
そして夜の20時頃に満月を9時間ほど過ぎた丸い月が雲の隙間から出てきました。
6月の満月を「ストロベリームーン」というらしいので、少し赤っぽく色を付けてみました。
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