2月の初めころから日没後の西の空で明るく目立つ金星と木星が2023年3月2日が最接近となりました。
2つの惑星の見かけの間隔は約0.5度でほぼ満月の直径ほどだそうです。
昼間の青空の中でも金星は明るく光っていて場所が特定できれば双眼鏡でも十分に見えます。
木星と接近した時には50倍ほどの望遠鏡でこんな感じに見えていました。
暗くなると木星の衛星も見えてきます。
暗い衛星を写すために露光時間を長くしたために金星が大きく写ってしまっています。
上の昼間の写真を見ると木星の方がちゃんと大きく写っています。
さて、この木星と金星がどのように接近していったのかがわかる記録が撮ってあります。
まずは2月17日の様子です。
2月22日は月が入り込んできてより美しい夕暮れになりました。
そして2月28日
最接近の3月2日
最接近の翌日3月3日です。
そして諦めていたが何とか晴れた3月4日。 2惑星の間隔が開いてきました。
2月17日にはかなり離れていた木星と金星ですが、10日間でかなりのところまで近付き、2月28日から3月3日の間にすれ違って金星より上にあった木星が、金星より下にあります。
今後2つの惑星はどんどん離れていき木星は4月12日に合となり明け方の空に回ります。金星は6月4日に東方最大離角になり、ギラギラと輝いて半月状に見えているはずです。
火星は遠ざかり小さくなってしまっていますので、当分の間は金星に楽しませていただきましょう。
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