気ままに星空観望仲間のUさんがSky&Telescope誌にも紹介された自作5㎝反射やさらに小さい自作2.5㎝反射で月・惑星・DSOまで楽しんでおられ、ついつい刺激されまくってしまいました。その刺激的なUさんのブログはこちら http://uto18.blog.jp/
自作の記事はあちこちに「なるほど!」とうなる工夫やこだわりがあって大変参考になります。
で、私も5㎝でちょっとだけ試してみたくなりました。と言っても自作などとてもできませんので、防湿庫の奥で眠っているタカハシのFC-50をたたき起こして覗いてみます。
このFC-50は2009年の上海皆既日食に持って行こうとしたときに対物レンズに若干クモリが出ていたのでヨシカワ光器さんでオーバーホールをしてもらい、その後は曇りが出ることなく透明感を保っています。
まずは月から~7㎜のアイピースで57倍。
シーイングは悪いが5㎝でもこんなに良く見えるんだ!とちょっとびっくり。
iPhone手持ちコリメートで動画を撮ってみます。
これをちゃんと撮影するとこんな感じです。
そして土星、3倍バローに7㎜のアイピースで約170倍。シーイングが悪くかなり暴れていますが時折ふっと落ち着くと暗いがカッシーニの隙間がちゃんと見える!
アイピースをカメラに替えて撮影してみます。
土星の衛星だってこの通り!!
続いて木星も見てみましょう!
じっと見ているとやはり良く見える! 「5㎝ってこんなに凄いのか!」 28㎝のC11で見慣れている目には暗くて小さいが、子供の頃に見ていたカートンの6㎝経緯台とは明らかに違うのではないだろうか。
それもそのはずで、この小さなFC-50は大きなアトラクス赤道儀に載っています。それは幼児が関取に抱っこされているかのような安定感で、風が吹いてもびくともしません。
アトラクスのバランスウエイトはすべて外してウエイト軸だけでOKでした。
おそらく子供のころのカートン6㎝でもしっかりした架台に載せればきっとこのくらいは見えていたことでしょう。
次はもう少し気流の良い日に惑星とDSOも少し試してみたくなりました。
いや~久しく使っていませんでしたが、想像以上によく見えるし、なかなか奥が深くて楽しいかもしれませんね~「5㎝チャレンジ」!!
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