9月26日気流が良さそうで帰宅してすぐに望遠鏡セレストロンC11を準備し、ファンを2時間ほど回してほぼ順応完了。外気26.4度、主鏡裏27.0度。
まずはほぼ南中の土星へ向けると、揺れることなくピタリと止まってカッシーニの間隙も黒くぐるっと見えています。いつまでも眺めていられるほど素晴らしい!
今シーズン最高の気流かもしれない。
この写真ではエンケの間隙も見えてきています。
この調子でワクワクしながら木星を見てみます。この日は22時前ころから大赤斑が出てきて木星らしい姿に期待大。木星も良く見える!!
良し!とばかりに撮影を開始します。しかも10,000フレームを1分間隔で大赤斑が正面に来るまで~頑張ろう。
ほとんど雲が出る心配がなかったので、こんな動画が作りたかったわけです。
結果的に10,000フレームを1分間隔で62回、21:14から23:39まで約2時間半頑張りました。
右から近付いてくる明るい天体は衛星エウロパで、木星の裏側を通過していきます。
いつものことですがフリップミラーの直視方向はカメラで、直角方向はアイピースがカメラと同焦点で取り付けてあります。よって1分のインターバルの間にフリップミラーを切り替えて忙しいですが、30秒~40秒ほどは眺めることができます。
やはりPCのモニターで見るよりはアイピースを覗いている方が楽しいですね。時には「うおおお~」っていうほどよく見えたり、空気の塊が通過してぼやけたりしておもしろいです。
土星を見ていた時はシーズンベストかと思いましたが、木星は少し気流が悪くなってきているように見えます。
近赤外線とメタンバンドの木星を載せておきます。
本当はダストストームが発生している火星も見たいところですが、残念ながら明日も仕事なのでこれにて終了しました。
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