東海地方 梅雨明け!

太陽系
スポンサーリンク

6月27日東海地方の梅雨明けが発表になりました。
6月14日に梅雨入りし、わずか13日間で梅雨明けになり、これは平年より22日早いのだとか。
こんなに早く梅雨明けするとは全く想像しておらず、梅雨明けしたら惑星三昧だとのんびり構えていました。
突然天気予報に晴れマークが現れ梅雨明けとなり、天気図を見ても太平洋高気圧にどっかりと覆われており、Windyでは上空1万メートルの大気の流れも落ち着いているようです。

これは出遅れてはいけない!とばかりに早速望遠鏡の準備をします。

アンタレスB

6月28日22時頃に肉眼では多少星は瞬いて見えますが、望遠鏡の倍率を224倍でさそり座アンタレスに向けます。目的はアンタレスの伴星アンタレスBですが、気流が悪い場合はまず見えません。
「お!アンタレスの横にチラチラと見えている!!」倍率を560倍に上げてみるとはっきりとアンタレスBが確認できました。
そうとなれば早速カメラに切り替えて動画撮影です。右側にポチっと見えている小さい星がアンタレスBです。

この動画から写真にするとこのようになります。

アンタレスの0.9等級に対してアンタレスBは5.2等級で2.9秒角離れた位置にありますので、見るためにはある程度の口径と倍率が必要です。 過去に10㎝アポで300倍程度で見えた記憶はあります。
ちなみにおおいぬ座のシリウスの伴星シリウスBは約11秒角離れていますが、シリウスAが-1.5等級、シリウスBが8.4等級と離角があっても光度差が大きい分非常に見るのに苦労します。
まあまあ気流が良いことがわかりましたので、目覚ましを2時半にかけて寝ました。

土星

目覚ましが鳴り、起きて空を眺めると雲はなさそうですが少しかすんでいます。
カバーもかけずにそのままにしてあった望遠鏡を見ると夜露も降りることなく条件は良さそうです。
早速南中に近い土星へ望遠鏡を向け、224倍で覗いてみると「おお!ピタリと貼りついたような土星だ、カッシーニの間隙も黒々とぐるりと見える!!」これは良いぞと早速カメラを用意して撮ります。

本来は高解像のモノクロも撮っておきたいところですが、木星も見なければいけないし、夜明けも迫ってくるしで~まあカラーだけで良しとしよう!
ただ、土星の衛星ミマスが離れた位置にあるので、衛星の写真も撮っておきます。
この衛星ミマスは土星に近い軌道を回っていて、一番離れてもこのくらいなので比較的難物ですが、気流が良いためきれいに写りました。

木星

さてさて、待望の木星に望遠鏡を向けてこちらも224倍で覗いてみます。「やっぱり木星はでかい!」しかしイマイチはっきり見えません。マンションの壁に近いせいなのか~またはエアコンの排気のせいなのか時々良く見えるがなんだかシャキッとしません。しかしこれから大赤斑が出てくるので夜明けまで粘ります。その間に1分間隔で撮影して自転がわかる動画を作ってみます。
約1時間分の木星の自転で、左から大赤斑が見えてきます。 

この動画の後の空が明るくなってきたころの木星です。 やっぱりもうちょい!ですね~。 あと1か月もすれば~と期待することにしましょう。

火星・金星

東の空が明るくなってきたので、マンションの階段に出て東の空を眺めました。
今回の惑星大集合は眺めていませんが、もしかしたら水星間に合うか?と思いましたがダメでした。写真ではわかり辛いですが金星の下におうし座のアルデバランが写っています。はじめそれを水星と思い喜んでいたんですが調べたらもっと北のかなり地平線よりでした。
私の望遠鏡を設置しているところから東の空は無理なので、金星も水星も西の空にくるまで待つか、昼間に捉えるかですね。

今回の掲載している拡大の写真はすべて望遠鏡はセレストロンC11、赤道儀はビクセン初代アトラクスE-ZEUS改、カメラはZWO ASI290MC、ほかにExplore Scientific 2倍バロー、ZWO ADCを使っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました