6月24日21時過ぎに中国の宇宙ステーション「天宮」が条件良く通過する予報が出ていました。
この天宮はただ長いこけしのような形でたいしておもしろくもなく最近は追いかけていませんでしたが、たまにはその姿を見てみようと準備をしました。
まずはミューロン180に2倍バローとZWO ASI174MMをセットして、赤道儀に載せ、ピント合わせをします。月も惑星もないのでとりあえずスピカへ向けます。鏡筒側のピントノブで大体合わせておいて、微妙なところは接眼部に取り付けた電動フォーカサーで合わせます。「ん!」フォーカサーが動かない? とりあえず乾電池を入れ替えてみますが、変わらず。 コントローラーとコードの接続部分、モーターとコードの接続部分をゴニョゴニョと弄ってみます。
モーターとコードの接続部分を弄ったときに動いたり止まったりします。原因はここですね! この土日で修理しましょう。
というわけでピントも適当なところで、そっと赤道儀から降ろして追跡用の経緯台へ乗せ換えます。
私はタカハシTG-Lにハンドルをつけています。これで三脚のエレベーターを最大まで上げると、ファインダーがちょうど目の高さにきます。
このTG-L経緯台のアームの角度は直立も使い辛いし、付属の45度くらいのアダプターも気に入らないので、私好みの角度になるようにアルミ板でプレートを作って取り付けてあります。
これで撮った中国の宇宙ステーションがこちらです。
と言いたいところですが、動画を捨ててしまいましたのでその時のツィートで。
https://twitter.com/Taizo1959/status/1540318566997958657
修理
修理というほどのことでもありませんが、私は笠井トレーディングさんの「シュミカセ用サイバー・クレイフォード接眼部」を使っています。
以前はC11でこの接眼部を使っていましたが、少し力不足を感じC11の接眼部をムーンライトフォーカサーに変更したため、ミューロンに使うことにしました。
接眼部をはずしてまずはコードの断線がないか中学生のころから使っているテスターでチェック、大丈夫そうです。
コントローラーにコードのジャックを差し込み、コードの反対側のジャックにテスターを当てます。前進のフォーカスボタンを押し、プラスマイナスを入れ替えて後進ボタンを押してみます。ちゃんと正常に働くようです。 やはり原因はモーター側のジャックあたりにありそうです。
モーターを覆った黒いゴムをめくって、よく見ると、ありました!ここのはんだの剥がれ! 触ったときに一時的に接触して動いていたのでしょう。
ちょいちょいとはんだ付けしておしまい!
これにて一件落着!!
コメント