ISS月面明通過

人工衛星
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2022年4月8日 18時2分2秒に中津川あたりでISS月面通過の予報がありました。
この日の日没が18時19分なのでまだ日没前の明るい空の中での通過です。

仰角77.7度でISSの見かけの大きさが64.17秒角で白く光って月面を通過します。天気予報も快晴で絶好の条件で気合が入ります。
まずは機材が展開できるような場所探しから始まります。中心線上をGoogleマップの衛星写真で眺めて公園・駐車場・墓地などを探します。
街中だと大変ですが、この辺りはたくさん候補が見つかり、早速ISS友Mさんとあーだこーだ言いながら場所を決定します。

博物館あたりが中心線の予報ですが、過去の経験などから南へ約500mあたりへズレるはずとあえてはずしました。
ストリートビューで見ると電線もなくなかなか良さそうな場所で、ここに決定!

お昼ぐらいから機材を積み込み、2時間前の到着を目指して14時に出発。

今回の機材はFC-125・ミューロン180・BORG71FL・FC-50の4本と空が暗かったら少し遊んで来ようとR200SSの計5本と赤道儀がEM-100・EM-1とAZ-GTi経緯台を積み込みました。FC-50は眼視用であとは撮影用です。

予定より早く15時半過ぎに現地に到着するとすでにISS友Mさんは到着しており、私の到着を待って鉱物博物館へ見学に行ってしまいました。(素晴らしい展示内容だったそうです)

さてゆっくり機材の準備をしているとラブラドールを連れた地元の女性2人が散歩にいらっしゃり、話をしながらFC-50で月を見ていただきました。その後もすぐ下に住んでいるというおじいちゃんも気になって声をかけてこられ、月を見て喜んで帰られました。

そんなことをしているとすでに通過30分前になり、大急ぎでピントを合わせて待ちかまえます。

まずはミューロンで撮影していた動画です。時報も音声も入っています。

今回は光ったISSなので危難の海から静かの海を通るのがBESTと読んでこの場所を選んだわけですが~「うわぁ~全然違うところを通った」とつい叫んでしまっています(恥)
BORG71FLの画像で通過経路を確認します。

なんと晴れの海の真ん中を通過していました。
今回はトランジットファインダーの予報通りぴったりの位置を通過したことになり、われわれの読みが負けた結果となりました。私は今回は冒険をすることなく月全景が入るように機材を選んでいて正解だったわけです。
メインの位置づけだったFC-125の画像はこちらです。

もっと高い拡大率で「漢だねぇ~」って言われながらもガッカリなISS友のMさんとノンアルコールでお疲れ様会です。

この後はR200SSで少し遊び撤収しました。
月に照らされた満開の桜とその上にしし座が見えます。月がなければかなり良い空が期待できたのかもしれませんね。

帰宅したのは22時半過ぎでした。
「わずか1秒弱のイベント」に10時間と高速料金とガソリン代を使ってコスパは非常に悪いわけですが、時報を聞きながら「来る!」と思ったときのワクワクドキドキが最高に楽しくて、青空の中に浮かぶ月の前を横切る白く美しく輝くISSを見た瞬間は最高に素晴らしい1秒でした!
さて次は~!!

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