ISS月面通過

人工衛星
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2022年3月14日 20時13分52秒に愛知県西部でISS国際宇宙ステーションの月面通過予報が出ていました。
残念ながらISSは光っておらずシルエット通過ですが、距離438km・視直径62秒角と好条件です。
ただし、距離が近い分、見かけのスピードが速く、月の端から端まで横切るのに0.53秒!目にも止まらないスピードです。

今回選んだ場所は前回1月22日と同じ愛西市の塩田グラウンドの駐車場で、ここはほぼ中心線上でコペルニクスクレーターあたりを通過する予定で準備します。
仕事が終わって大急ぎで帰宅し、機材を積み込み出発! 前回は肝心のPCを忘れたため拡大撮影ができなかったので、今回は忘れ物がないように~と。
GPV天気予報は夕方から雲が出てくる予報でしたが、現地についても薄曇り程度で何とかなりそうでした。前回同様にISS友のMさんと現地で待ち合わせて合流しました。
私は赤道儀2台に撮影用2本と眼視用1本を準備します。

奥のEM-1赤道儀にはミューロン180でコペルニクスあたりを拡大撮影、手前のEM-100にはFC-125改で月全面動画撮影とMini BORG眼視用を載せています。
通過2分前からiPhoneで時報を鳴らして録画を開始し、眼視用のアイピースを覗きます。
FC-125改の臨場感たっぷりの音声入りの動画がこちらです。

この動画から1/30秒間隔のISSを比較暗合成したものがこちらです。

ISSが12枚写っていますので、この間をわずか約0.4秒で通過していることになります。
そして残念ながらコペルニクスクレーターのかなり下を通過していました。
ということはミューロンで拡大撮影していた方が写っていない可能性があり、気になります。

ああ~良かった~!何とか画角ギリギリで写っていました! ただ月面の暗い海の部分を通過しているのでISSがやや見えにくいのが残念。

通過した直後の空の様子、月には暈がかかり天気は下り坂なのがわかります。

これだけ薄雲がかかるとコントラストが落ち、眼視では見えにくくなりますがMiniBORG50に7㎜のアイピースで35倍で月の前を通過する「黒い影」を確認できました。
奥に展開しているのがISS友のMさんの機材です。
やはり2人であーだこーだ言いながらの観測は楽しいものです。そして今回も忘れ物がありました~2インチからアメリカンサイズに変更するアダプターを忘れてしまいました。しかしそれをISS友のMさんが貸してくれたおかげで何とか成功しました。

Mさんからはこの時期ならではのお土産「採れたての土筆」をたくさんいただきました。
この土筆の天ぷらを塩でいただくのがまた絶品です! いつもいつもありがとね~!!
帰宅した時にはすっかり曇って月も見えなくなっていました。

コメント

  1. Neutrino より:

    いつも楽しく拝見しています。
    成功おめでとうございます。
    貴殿の情報で自宅も線上にある事に気がついて急遽撮影に臨みましたが あわてていてextender付いたままで用意、ビューでは全体が丁度入ってしめしめと思っていましたが さて数分前にビデオに切り替えたら月が半分くらいしか入らず 慌てて賭けで上半分にしましたが 映っていませんでした。
    轟沈でした。
    名古屋北部です、そのうちにお目々かかるのを楽しみにしています。

    • Taizo より:

      Neutrinoさん ご笑覧いただき、ありがとうございます。
      それは残念でしたね~。
      少し移動することができればチャンスは結構あります。
      ぜひまたチャレンジしてみてください。
      いつかお目に掛かれることを楽しみにしております。

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