都会の空で二重星を楽しむ(後編)

星空
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オリオン座が目の前のマンションにかかってきたので、望遠鏡をおおいぬ座へ向けます。
まずは今日もシリウスBチャレンジ

シリウス α CMa

いつもは2倍バローを入れていますが、今日は他と拡大率をそろえるためにバローは入れませんでしたが、比較的楽に見えています。
シリウスBは8等級の白色矮星です。普通の8等級ならそんなに苦労しなくても望遠鏡で見えますが、このシリウスBは全天一明るいシリウスAのすぐ横にあってその光に埋もれてしまうために非常に見づらくなっています。 シリウスBは50年周期でシリウスAの周りを回っていて、今年が最大離隔になっているので見るにはチャンスです。

シリウスBチャレンジのサイトに登録するとこんな参加証がいただけます。
写真を撮って送るとギャラリーにも掲載していただけます。私も2枚ほど掲載していただきました。

冬のアルビレオ h3945 CMa

アルビレオは白鳥座のβ星でオレンジとブルーが非常に美しい二重星で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にもトパーズとサファイヤに例えられて出てきます。
それと同じような色合いできれいな二重星がおおいぬ座にあり、4.8等級と6.8等級で実に美しいです。
アルビレオと同じような色合いから「冬のアルビレオ」と言われています。
我々は「フユビレオ」って呼んでいます。

他の季節にも「春のアルビレオ」(ハルビレオ)や「秋のアルビレオ」(アキビレオ)もありますので、いずれご紹介いたします。

β Mon

オリオン座の左側にあるいっかくじゅう座のβ星です。4.7等級と5.4等級と5.6等級の三重星です。

ε Mon

いっかくじゅう座でもう一つ、バラ星雲の近くにあるε星4.5等級と6.5等級で13秒角離れたきれいに見える二重星です。

カストル α Gem

ふたご座のα星カストルです。 実はふたご座の1等星はポルックスなんですが、2等星のカストルがαで1等星のポルックスがβになっています。これは弟のポルックスが兄のカストルに敬意をはらったとか~。また、3月3日の夕方天頂近くで光ることから、お内裏様とお雛様に見立てて「ひな祭り星」なんて名前も付いているそうです。
そのカストルですがカストルAが1.9等級、カストルBが3.0等級です。普通の二重星のように見えるのですが、実は何やらややこしいことになっていて6重連星になっているとか。詳しくはこちらへ。

冬の星座の中の二重星いかがでしたでしょうか?
見えるか?見えないか?ギリギリのシリウスBがやっぱり楽しいですね~。暖かくして腰かけてゆっくり眺めているとちらちらと見えてきます。私は28㎝シュミカセで結構倍率を上げて見ていますが、
シリウスBチャレンジには12.5㎝や15㎝で見えたとの報告が上がっているようです。私も次は12.5㎝で試してみよう。

コメント

  1. uto より:

    冬の2重星も美しくていいですね。

    シリウスBに関する情報を一つ、、。

    米国のRoger Ivesterという人は、2016年に10cmで楽に見つけることができたというレポートを残しています。
    “Takahashi FC-100H, f/8 doublet fluorite. Sirius B was, actually “very easy” with this scope.”

    是非、10cmで挑戦してみてください。

    • Taizo Taizo より:

      utoさん こんにちは。
      情報をありがとうございます、10㎝のFC-100ですか~ビックリです!
      試してみたくなりますが、手元に10㎝がないのが残念!
      しかし日本の冬の気流では厳しそうですね。

      • uto より:

        シリウスBは3月の薄明終了後くらいがおすすめですよ。
        私が今より離角が小さい10年前に45cmで捕獲したのも3月でした。
        10cmだと色んな人がお持ちですからみんなで確認すると楽しいですね。

        • Taizo Taizo より:

          確かにそうですね!
          3月の暖かくなったころに元気村で大勢で試してみたいですね。

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