12月30日気ままに星空観望仲間10人ほどで観望納めに伊勢志摩へ行きました。
今回は眼視に特化した豪華なメンバーで60㎝ドブソニアンを頭に50㎝が2台、45㎝と双眼望遠鏡が2台ともうこれは私の40㎝は必要ないなと思い、20㎝R200SSとBORG71FLで彗星を撮るのとメンバーのお腹を満たすべく厨房担当になることとしました。
その他にも豪華な機材がゴロゴロしており、つい自分の機材の写真を忘れてしまいました。
自宅を12時に出発して四日市過ぎたあたりから渋滞し、伊勢西インターを降り伊勢神宮の前でも渋滞し、現地には16時過ぎの到着でした。
ちょうど伊勢あたりから晴れてきて、観望地ではほとんど雲もなく快晴となりました。しかしかなり風が強い!
金星はすぐに見つかりましたが、水星が見えるまでに少し時間がかかりました。
水星を見た後はレナード彗星を探します。おそらく今回が見納めになるはずです。
南半球で撮られた姿は本当にすごいものがたくさんTwitterにあげられていますが、日本では高度が低く条件が悪いです。しかし空が暗ければそれなりに見えるのでは?と思い南の空が暗いこの場所に決めていました。
R200SSで頭部の拡大です。
BORG71FL+0.85レデューサーで長い尾を狙ったものがこちらです。
高度が低く空もそれほど抜けが良くない空でこれくらいなら十分満足です。
ところがNinja500で倍率高めでみた核周りがすごかった!核の前にヘルメットをかぶったように半円のコマがあり、そこから尾が何本も噴出しているように見える!なんと見応えのある彗星なんでしょう!! この姿を見れただけで片道170㎞走ってきた甲斐がありました。
もう間もなく木々の間に沈んでいきます、もう見ることはないでしょう。明け方の空から夕方に回ってきて、バーストして明るくなり十分に楽しませてくれたレナード彗星C/2021 A1を見えなくなるまで見送ります。
レナード彗星を見送った後は19Pボレリー彗星です。わずかに右上に尾が伸びているように見えます。
続いて104PKowal2です。全くノーマークでしたが現地で教えていただきました。
次は4Pフェイ彗星 真ん中にある小さなモヤっとした星が4Pです。
続いてC/2019 L3アトラス彗星、これは集光はありますが小さな彗星です。
67P チェリモフ・ゲラシメンコ彗星の高度が上がるまでちょっと休憩で鍋の用意をします。
コロナ禍以前は鍋やおでんやシチューなど夜食をいろいろ作って楽しんでいました。2年ぶりにやっとできました。
これが気ままに星空観望仲間名物のアストロ鍋! 今日の味は赤味噌キムチ!
野菜や肉・ソーセージを食べたら次はうどんを投入。
この後、ご飯を入れて卵とチーズを入れてリゾットと思っていましたが、スープがなくなってしまったのとチーズと卵を忘れてしまったので、うどんまでで終了。
でもお腹いっぱいで暖まりました。
さて、暖まったところで観望再会!
高度が上がってきた67Pチェリモフ・ゲラシメンコ彗星を狙います。
この彗星も写真の上手な人が撮って処理をすると非常に長い尾が出てくるようですが、私にはそんな腕が残念ながらありません。まあやっぱり記録程度で。
しかしこの彗星もNinja500で見ると3方向に尾が出ているように見え、結構迫力がありました。やはり皆で「あーだ、こーだ、いやいや、こーだ」「ちょっともう一回見せて」なんて言いながら見ているのが本当に楽しく充実した、コロナ前のような素晴らしい時間でした。
我々気ままに星空観望仲間はこうじゃなきゃいけないな~と思いました。
こちらは観望中にずっと撮っていた3時間半の写真を動画にしてみました。飛行機もたくさん通過していきます。
カメラのバッテリーが切れ、入れ替えて北の空を0時から1時過ぎまで70分程度撮った写真を比較明合成しました。右上が北斗七星、左下がカシオペア座で中心が北極星です。
今年最後の天体写真は北極星でおしまいです。
しかし今回は実に楽しい観望納めでした。
気ままに星空観望仲間の皆さん、いつもお世話になりありがとうございます。
そしてこのブログを見ていただきました皆様に1年分の感謝を申し上げます。ありがとうございました。2022年もよろしくお願いいたします。
観望初めは1月3日「しぶんぎ座流星群」からはじめるかな~。
コメント
明けましておめでとうございます。
旧年中は色々とお世話になりました。
志摩では、こんちわさよならで失礼しました。
早くレナードの画像をチェックしたかったもので。
真冬でも志摩界隈は温暖で良いですね。
それでは、本年もどうぞ遊んでやって下さいませ。
おめでとうございます。
その節は差し入れをいただき、ありがとうございました。
冬は南がよいですね~次回は南伊勢か紀伊長島あたりでお会いしましょう!
本年もよろしくお願いいたします。