10月9日の御岳での星見の続きです。
私の使っているSkyWatcherの40㎝ドブソニアンは自動導入・自動追尾です。最近はそれを生かしてちょっとだけ写真を撮っていました。短時間露光でコンポジットすれば何とかなりそうですが、経緯台のため露光時間が長くなると視野が回転しています。
40㎝ F4.5 の光量がきっとものを言ってくれるはず!と期待して~。
1週間前に茶臼山で我々の住む天の川銀河のお隣のM31アンドロメダ銀河を撮ってみてそこに属する球状星団が写っていることにびっくり。御岳の暗い空ならもっと迫力がありそうでまずはM31中心部から。
スカイサファリと比較して当てはめてみました。
どうです?こんなにたくさんの球状星団!! GはGlobular cluster(球状星団)の頭文字かと思います。
ついでにM33も撮ってみました。 10秒露光を4枚重ねてみましたが結構良く写っています。
ちゃんとガイドしてしっかり露光時間をかけている方々からすれば「なんじゃこりゃ」ですが、40秒だし私はこれで十分満足です。
次に狙ったのはM15の中の惑星状星雲Pease1。
あとで調べてみるとPease1は1″角らしいので、これでは全く無理でした。次回までに対策を考えて宿題にしておきます。
次も大きい銀河を撮ってみます。南の低いところのちょうこくしつ座の銀河NGC253です。
これも10秒×4枚ですが構造が見えておもしろいです。
冬の星座が東の空に見えてきています。まずはM45プレアデス星団「すばる」です。
ギリシャ神話では、アトラスとプレイオネの間に生まれた7人姉妹で、長女がマイア、エレクトラ,タイゲタ,アルキオネ,ケラエノ,アステローペと続き,末妹がメローペ。
中央上の明るい星がタイゲタ、左にあるのがアステローペ、右側がクラエノです。中央あたりでベールをまとっているのが長女マイア、右下の明るい星がエレクトラです。
アルキオネとメローペは画角の外でした。7姉妹が勢ぞろいしないとなんだか寂しいですね~。
おうし座まで来たらやはりかに星雲を見てみないと。本来ここにあった星が約1000年前に超新星爆発を起こしてできた超新星残骸がかに星雲ですが、その中心にはかにパルサー(中性子星)があります。かにパルサーは16.5等級で1秒間に30回転しており、X線ガンマ線などの強い電磁波を放出しているそうで、このかにパルサーがかに星雲全体を照らしているそうです。
やや明るい星の右下にかろうじて見えるのがかにパルサーと思われます。
最後にとも座のM46散開星団です。狙いは中央上にある惑星状星雲NGC 2438です。これは眼視でも比較的簡単に見えます。
惑星状星雲NGC 2438 はこのM46散開星団に属するものではなく、たまたま同じ方向にあって重なって見えるのだそうです。
コメント
こんにちは
M31やM33の中の天体探しは楽しいですね。
そらさんはPease1をしっかり捉えられているようですよ。
そらさんの写真は色が青っぽく写っているのでわかりにくいのですが、、。
1秒角といっても恒星とは明確に区別でき、眼視でも同定はそんなに難しくないです。
utoさん ご無沙汰です!
ありがとうございます。
Pease1わかりました!!はっきりしませんが~中心からやや右上ですね!
次回は眼視で確認してみます。