中国の宇宙ステーション「天宮」

人工衛星
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映画「ゼロ・グラビティ」にも出てきましたが、以前は中国の宇宙ステーション天宮1号と天宮2号が地球の周りをまわっていました。その2機が2018年4月に「天宮1号」、2019年7月に「天宮2号」に大気圏に突入し燃え尽きました。そして今年4月に新たな「天宮」建設を進めるためにそのコアモジュール「天和」を打上げ、6月には貨物船「天舟2号」のドッキングに成功しました。そしてその後、中国人宇宙飛行士3名を乗せた「神舟12号」を打上げ無事にドッキングしました。
この新しい中国の宇宙ステーションに今も3名の宇宙飛行士が搭乗中で、ISSよりははるかに小さいですが、比較的明るく良く見えます。
予報はHeavens AboveやアプリSpace Station ARなどで「天和コアモジュール」「TIANHE」と表示されています。

天宮
ISS国際宇宙ステーション

上の2枚は同じ条件で「天宮」と「ISS国際宇宙ステーション」を撮ったもので、ISSは-3.5等級と金星ほどの明るさがありますが天宮は1等星くらいの明るさです。
上のどちらも2秒露光で天頂近くを通過していますので、速さも同じくらいかと思います。

「天宮」はISSの日本の実験棟「きぼう」より少し大きいくらいかと思いますが、小さいのでなかなか拡大撮影が難しいです。

動画にするとこんな感じです。

このあたりが今のところ精一杯です。それでもパーツはなんとなくわかります。

しかしこれを見ると中国の開発力は目覚ましい進化をしていると思います。 今後も平和利用のための開発であることを信じて通過するときはISSと同じように手を振って見送りたいですね。

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