ISS月面通過から大急ぎで帰宅し、ベランダで惑星撮影の準備。自宅の2階に置いてあった望遠鏡はしっかり温まっており、鏡筒内と外気の温度差は4度近いのでファンを回して1時間ほど放置。
23時過ぎに温度差1度以下になり木星の大赤斑がギリギリ見えるかと思い、望遠鏡を木星に向けます。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Jupiter_234207_lapl5_ap67-1024x724.jpg)
大赤斑点と衛星イオが見えていました。
しかしまだ高度が低いため、またあとで~と思いながら土星へ向けます。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Saturn_2021.7.18.jpg)
いつ見ても美しい姿です。カメラをモノクロに替えて近赤外線ProPranet742フィルターで撮ってみました。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Saturn2021.7.18.IR_.jpg)
続いてフィルターをメタンバンドCH-4フィルターに替えてみます。このフィルターはメタンを吸収しますのでメタンの塊の土星本体は見えてきません。氷の粒などでできたリングが白く浮き上がって見えます。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Saturn2021.7.18.CH4_.jpg)
日付が変わって0:30頃には木星も高度が上がり表面模様が良く見えてきましたので、木星に向けます。
望遠鏡にはモノクロカメラがついているので、まずは近赤外線ProPranet742フィルターで
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Jupiter_003621_lapl5_ap61.jpg)
続いてメタンバンドCH-4フィルターで。メタンの薄いところが白く見えます。両極あたりがやや明るく見えます。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Jupiter_004237_lapl5_ap38.jpg)
次は金星の雲を見るための紫外線Venus-Uフィルターで撮ってみます。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/UV.jpg)
最後にカメラをカラーに替えて撮ってみます。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2021/07/Jupiter_010633_lapl5_ap64.jpg)
南半球に並んだ白斑がおもしろい! 今後これらがどう変化するのかも見ものかも。
この後しばらく眼視で楽しんで2時前に撤収し寝ました。
朝、天文工作をして、午後からISS月面通過に遠征し、深夜に惑星観察と撮影、東海地方梅雨明けとなった7月17日は非常に楽しい1日でした。
コメント
相変わらず凄い土星像ですねー!
エンケの間隙が写ってる???
こんばんは~毎度です!
確信は持てませんが、そう見えますよね~
土星は切れが良いのですが木星がイマイチなのが気に入りません。
まだまだ修行です!
ミューロン300があればなぁ~と思う今日この頃です!!