5月26日 皆既月食

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2・3日前からやたら「今年一番の天文ショー」とか「24年ぶりのスーパームーン皆既月食」が目につくようになっていました。
前日の天気予報でも関西は雲が多そうですが、東海から関東にかけてなんとかなるかも的なGPV天気予報でした。

愛知県と長野県の県境あたりの茶臼山か、ひるがのか御岳あたりまで行けば何とかなるかもと思い、前日に機材を積み込んでおきました。


26日、月食当日の朝は見事な暈が太陽にかかり、「天気は下り坂だぞ~」っていっているような気がします。

さあ、どうなる? 天気予報とにらめっこしながらISS友のMさんと「どこへ行く?」「どうする?」とメールでやり取りしながら最後は電話で「遠征はやめだぁ」で決着。運が良ければ自宅で雲間に見えるかもに期待しました。


今までは月が欠けていき、赤銅色の皆既月食の様子を記録するだけでした。それなら街中でも自宅でもできるわけですが、今回は2つのミッションを準備し、1つは空の暗い山に行き皆既中の暗くなった月と天の川のコラボを撮影しようと思っていました。ちょうど月がさそり座にありその下には濃い夏の天の川が横たわっているのです。

ステラナビゲータで見るとこんな感じで、天の川があってアンタレスあたりの星が多くにぎやかな場所に光を失った鈍い赤色の月が浮かんでいて、皆既月食中ならではの面白い写真になるはずです。

もう1つは星仲間からの情報だったんですが「皆既中にさそり座の6.6等星が食になる」これを記録しようと思っていました。皆既になった月の縁に見えている6.6等級の星が徐々に赤銅色の月に近づき、ふっと消えるはずです。

その50分後くらいに少し光の戻ってきた月の縁からこの星が現れるというなかなか興味ぶかい現象です。

と、こんな2つのミッションでワクワクしていたんですが、残念ながら山へ行かないと決めた時点で1つ目の天の川ミッションは放棄となりました。
ならば2つ目だけでもと思い定時ダッシュで帰宅し、車から機材を下ろして空を仰ぐもべた曇り!
機材を準備するまでもなく皆既の時間になってしまいました。この時のGPV天気予報は昨日よりはるかに下方修正になっていました。 雲が薄そうなところは静岡北部くらいか?

10時頃に月食も終わりだなぁと思って外に出てみると雲越しに月が見えていました。1時間前にこれだけ見えていれば、望遠鏡を向ければ欠けている様子は見えたであろうが、まあこんなもんです。

次に月食が見られるのは11月19日、この日は皆既月食ではないそうですがほぼ皆既の深い部分月食らしいです。この時の月はおうし座にあって近くにはプレアデス星団やヒアデス星団があってこれまた暗い山の中で見るのも面白そうです。

最後に何もないのは寂しいので11月に期待して3年前の2018年1月31日の皆既月食の写真を載せておきます。

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