5秒角を切った火星

火星
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4月19日火星が5秒角を切って4.9秒角になってきました。
この4.9秒角がどれくらい小さいかというと、ちょうどこの日が「月面X」が見える日だったので、この「月面X」と比較してみましょう。
「月面X」はこのここに見えています。

5㎝屈折望遠鏡で撮影

この水色の〇の部分を強拡大で撮影するとこんな感じです。

28㎝シュミットカセグレン+2倍バローで撮影

ここに同じ拡大率で撮った4月20日の4.8秒角の火星を合成してみます。いかがでしょう、こんなに小さいんです。

昨年の9月の木星や10月の最接近の火星と比べてもこんなに小さくなってしまいました。

しかしまだ火星の表情を観察することは十分できます。 4月19日の19時と20時の火星です。
下の19時の火星くるくるの画面のを見ると一致していることがわかります。

4月20日の4.8秒角の火星も18時50分と20時の火星です。自転により見える模様が変わっています。

この火星くるくるの右下の太陽の周りをまわる火星(赤)と地球(青)の位置を見ていただくとかなり離れているのがわかると思います。地球と火星が一番離れた位置にくると間に太陽が来て火星は見えない位置にあることになります。 これから見掛け上、火星はどんどん太陽に近づくように見えてくるため、なるべく早い時間に見つけて、少しでも空の高い位置で観測できればもうしばらくは離れて小さくなっていく様子が追いかけることができそうです。

4月20日は気流もよかったので、月面を少し撮りました。

アルプス谷とアリストテレスクレーター
ヒギヌス谷
直線壁

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