ISSを追いかける!

人工衛星
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12月9日

この日は夕方は曇っておりどうなるかと思いましたが、GPVの予報通り17時には雲もなくなりすっかりISS日和になり17時50分0すぎから見え始め、仰角76度の絶好のコースを通過しました。
私も気合を入れ庭に40㎝ドブソニアンで迎え撃つべく準備をしました。
1800mm F4.5に2倍バローを入れ、3600㎜F9 これならISO4000で1/4000sが切れるはず!


このために作った自作架台はスルスルと軽く動き快適ですが、天頂付近で反転しないといけないのがネックでした。
今回はちょっと危険ですが開き止めをはずして望遠鏡が180度垂直方向を動かせるようにしてみました。ただ、耳軸が1㎝ほどしか乗っていないので水平方向に回転させると架台が開いて望遠鏡が落下する可能性がありますが、試してみます。
望遠鏡が真上を向くと踏み台に乗らないとファインダーも覗けなくなる高さです。
ちょうど火星が見えていたので火星でピント合わせをし、ISSを待ちます。
時間通り北西の低いところにISSが見え始め、光跡を記録するカメラのシャッターを押したままロックし5秒露出を続けます。

結構たくさんの星が写っています。

ISSの仰角が30度くらいになり明るさが増してくると、いよいよ追跡です。
まずは等倍のテルラドファインダーで捉え、すぐさま光学ファインダーを覗きISSが十字線に乗るたびにリモコンシャッターを押し続け連写!
真上に近づいてくるほど速度が上がりなかなか十字線に乗りません、ほぼ真上かと思われたあたりでは全くついていけません。
わかってはいるのですが、ドブソニアンは真上付近が本当に苦手な望遠鏡なんです。
あっという間に最高点を通り過ぎ、どんどん南東の空を下がっていきます。こうなれば追跡は容易で十字線から外れることはほぼありません
結果600回ほどシャッターを切り、400枚ほどが画角のどこかに写っていました。

ISSのコースを見ると火星の近くを通過しています。どこまで行くと火星とISSが重なるのかざっくり調べると大阪~奈良あたりか?
ISS友のMさんはこれを狙って遠征していたそうです。ISSの前を通過するこんな写真が撮れているのかも!

*ご注意:これは同じ拡大率で撮った火星とISSを合成してあります。

12月10日

10日も50度を超える通過でしたが、時間が早いためライトな機材で臨みました。

雲が多く通過10分前にやっと火星が見え、ピント合わせができたのは通過1分前でした。
しかし通過時間になっても北方向に雲が多くなかなかISSが見えてきません。仰角30度くらいまで上がってきたところで雲が切れやっと捕捉でき、ここから追跡です。
今日はミューロン180なので焦点距離2160mmに2倍バローを入れ、4320㎜ F24だし、雲が多いのでISO16000 シャッタースピードを1/1000sにしました。

昨日より拡大率が高いし、雲があるしで条件は良いわけではなかったですが、少しピントも甘いですね。
ついでに同じ拡大率で火星・木星・土星を撮ってISSと見かけの大きさを比較してみました。

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