久しぶりのホーム「元気村」(後編)

星空
スポンサーリンク

カップ麺と助六でお腹いっぱいになったところで観望開始!
まず見たかったのはM15球状星団の中の惑星状星雲「Pease1」!しっかり位置を確認しながらフィルターなし、UHCフィルター、OⅢフィルターを交互にスライドさせながら250倍で見るも全然わからない。
諦めてNGC891へ向けるも、これまたほんのシミ程度で見落としそう。やはり都会が近く空が明るいとダメですね~。
惑星状星雲を見てみます。
まずは白鳥座のNGC6826まばたき星雲、これはしっかり瞬いて中心星も良く見えます。
続いてアンドロメダ座のNGC7662ブルースノーボール、これも見慣れた惑星状星雲でしっかり見えます。


そうこうしていると冬の星座が昇ってきます。
ここからは40㎝GOTOドブにソニーミラーレスα6300を直焦点で取り付け、ISO6400、10秒露光で数枚撮り、流れていないものを3~4枚コンポジットしてあります。
それぞれトリミングなしとトリミングしたものを載せます。

オリオン座の右側、エリダヌス座にあるNGC1535クレオパトラの瞳

続いてオリオン座の惑星状星雲NGC2022、来年2022年なので撮ってみました。

そしてこれが難物で前回御岳で見えるような見えないような~だったオリオン座のAbell12惑星状星雲、明るい星のすぐ右上にゴーストのように見えています。

これはおなじみのふたご座のNGC239エスキモー星雲

オリオン座の左側にあるいっかくじゅう座のNGC 2261ハッブルの変光星雲、眼視でもまさにこのままで三角形のような、尾を引いた彗星のような形に見え私のお気に入りです。

とも座にある散開星団M46です。しかし私が見たいのはこの中にあるNGC2438惑星状星雲

大きさを比較していただくためにオリオン座中央3つ星の1番左側恒星アルタニクのすぐ横にある「燃える木」星雲を載せておきます。

ここまで18時から1分露光を続けていたカメラ(EOS80D・11㎜/F3.2)を見ると23時にバッテリー切れで止まっていましたが5時間分の星空の記録ができていました。それを動画にしてみました。
このカメラは天頂から東の空へ向けてありました。アンドロメダが中央から上へ移動し、代わりに下からすばる・ヒアデスが上がってきます。右下からはオリオン座が上がってくるのがわかります。

昨年よりかなり飛行機の通過が増えました。星屋としては飛行機の通過は少ないに越したことはないのですが~飛行機の通過が増えているのがコロナ禍が終息に向かっていると思いたいですね。
この約300枚を比較明合成するとこんな大変なことになってしまいました。

私の40㎝GOTOドブにはカメラをつけてしまいましたので、他の方の機材でいろいろ見せていただいたり、お茶会をしたりしてそろそろ月の出になり、時刻は0時を過ぎました。
5名のうち2名が帰られ、残った3名で機材を撤収して高台へ「カノープスの出」を見に行きます。
双眼鏡で確認すると低空まで雲もなく暗い星が見えています。
ここではもう何十回とカノープスを見ているので、どこから出てくるのかもわかっています。
待ちかまえていると0時45分頃に一瞬「ピカッ」と光ったように明るいカノープスが出てきました!

カノープスの光跡が短いのは出てくる前から撮影していたためです

山のくぼみから出現したカノープスは右側の稜線に沿って高度を上げていき、残念ながら頂上を超えることができず一旦山に隠れます。その後再び山の右側に現れ、鉄塔のあたりで南中しながら鉄塔の中を通過し、画面の右端あたりで沈みます。
この日はそこまで見届けることなく、カノープスの出を見ることができただけで大満足で帰りました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました