9月27日日進市民会館で観望会を行いました。
以前は応募者多数で抽選だったようですが、先着順で今回は先着順だったようで参加者は15組約60名とのことでした。 いつものメンバー6人で対応いたします。
2日前の名古屋市科学館友の会の例会の後の「手羽先の会」の時は酔った勢いで観望会の後は「元気村だね!」と息巻いていました。
そんなこともあって今回の観望会は主砲40㎝ドブソニアンで行くことにしました。そして天気は良さそうですが、万一曇った時のための「新型地上の星」と一二三光学のフィールドスコープももっていきます。あとは子供たちに使ってもらう6㎝屈折望遠鏡とZERO経緯台です。
この日がデビューとなった「新型地上の星一応セットし、想像通り良い見え味でしたが天気が良かったため誰かが覗いてくれたのかどうかも不明でした。




観望会は18時30分開始で、18時を過ぎたころから参加者の皆さんが集まってきました。
この日の月齢は5.6ですが高度が低く館内で星空解説をしてからでは月が沈んでしまいそうなので、受付を済ませた家族からすぐに月を見てもらうことにしました。
合わせて18時23分仰角15度くらいのISSが北の空を通過していくのも見てもらえました。
19時まで月を見てもらったりスマホで撮影してもらったりしながら楽しんでいただけたようです。
40㎝ドブソニアンにはアイピースの交換が必要ないSV-BONY SV230スーパーズームがピッタリでした。90倍から225倍と非常に使いやすい倍率で、参加者の方々のスマホコリメートも問題なくできました。


19時からは参加者の皆さんに一度館内に入っていただき、私が星空解説をさせていただきました。


御大Kさんが作った「今夜のオススメ」をもとに解説し、毎週観望会をやっている「スカイワードあさひ」のパンフレットを配って紹介し、いつもながらの「天体望遠鏡のぞきました証明書」ポストカードを配布しました。今回「参加証」を作ってくるのをすっかり忘れてしまいました~ごめんなさい!




他には月のクレーターやISSの話、ISSを見るためのアプリ(SpaceStationAR)・星空を見るときに便利なアプリ(星空ナビ)の話をしました。
そしてZERO経緯台に載った6㎝屈折望遠鏡の使い方を解説して再び外へ出て観望会の再開です。
私は40㎝ドブソニアンは土星を導入しておいて見てもらったり、スマホで撮影してもらったりしながら、望遠鏡が使いたいとやってくる子供たちの相手で大忙しになりました。
スマホで撮った土星の写真には衛星タイタンも写っていたりして「タイタンには大気があってもしかすると生物がいるのかも~」と説明すると皆さんテンション爆上がりでした!!



後半はアルビレオに40㎝ドブソニアンを向け「宮沢賢治の銀河鉄道の夜の中では宝石のトパーズとサファイアに例えられています」と解説すると、よりその美しさを感じていただけたようです。
観望会は流れ解散としているので20時を過ぎたころから少しずつ人数が減っていき、予定通り20時30分に無事に終わることができました。
撤収後我々は夕飯を近所のラーメン屋へ食べに行き、「疲れたね~、とても元気村いくなんてむりだね~」と最高の気分で大笑いしていました。
観望会中に「個人の持ち物ですか?」「いくらくらいしますか?」とよく聞かれますが、望遠鏡の使い方を覚えた子供たちが「星楽しい!望遠鏡が欲しくなった!」と何人かが言っていたのが印象的でした。望遠鏡の相談もメールとかでお聞きしますよ~と言っておきましたが、星にはまった少年・少女から本当にメールが来たらこんなうれしいことはないですね! 待ってるよ~!!
帰宅後シーイングが良さそうだったので「あ~楽しかった!」と思いながら、のんびりと土星を眺めていました。

次は11月1日・2日と連荘で観望会の予定です。
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