この40㎝ドブソニアンは電動で見たい天体を指定することで導入・追尾してくれる非常に便利な望遠鏡です。
ただし、手動での導入などは全く考えられていないのでISSの追跡などはほぼ無理です。
そこでこの大口径の望遠鏡の架台を新たに作り、手動でスルスルと動きISS追跡を可能にしました。
望遠鏡本体が35㎏もあるため、ある程度の強度を持たせる必要があります。
また、収納・移動を考えると分解組み立てが可能な形にしなければなりません。
それらを考えて25mm厚の合板を使いました。
カインズホームセンターで大体の大きさにカットしてもらい材料の購入、約1.5万円。
幸い電動工具は揃っているので、細かくカットしながらあとは現場合わせです。
ここはこの架台の心臓部ともいうべき滑らかな水平回転をさせる部分です。
中央を耐荷重50㎏のベアリング回転盤で上下をつなぎ、8か所のテフロンチップで回転台を支えます。
人が乗っても滑らかに回ります。
塗装をして望遠鏡を乗せてみました。
実に滑らかにすいすいと動き、これなら高速で移動するISSも追いかけることができそうです。
4つのパーツに分解でき、軽くてコンパクトになりました。
この望遠鏡でISSを撮りました。この写真が星ナビ9月号に掲載されました。
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