月のホテルを9時にチェックアウトして、まずは羽黒山にある「出羽三山神社」にお参りをして、最終目的地「銀山温泉」へ向かいます。
出羽三山神社
羽黒山、月山、湯殿山の3つの山を出羽三山と言われ、その1つ羽黒山の山頂にでは三山神社があります。本来は麓にある宿坊街を出たところに鳥居があり、参道である2446段の石段を登るのであるが時間に余裕がないので有料道路を通って山頂の神社へ直行しました。
おそらくはここにお参りをすることで出羽三山である月山神社・湯殿山神社・出羽神社の3つにお参りしたことにしていただけるのであろうと勝手な解釈でお参りさせていただき、御朱印もいただきました。
駐車場へ戻る途中にもたくさんのお社がありました。
駐車場から出てすぐのところに「出羽山スキー場」のリフトとロッジがあり、そこからの眺めが素晴らしかったです。おそらく「月山」かと思います。
お参りも済み、お土産に交通安全のお守りを購入し、銀山温泉に向かいます。
銀山温泉
昨年タイへ行ったときに同じツアーだったご夫婦が「冬に銀山温泉へ行くんです」と言っておられ、「良いですね～雪の中の銀山温泉は最高でしょう！」と返事をしたものの運転が大変だよね～と思っていました。しかしそれ以来ちょっと気になっていて見てみると、予約サイトや旅行サイトには空きがないが、それぞれの旅館のサイトには少しだけ空があるのを見つけて予約したのが今回の東北旅行のきっかけになったわけです。
今回は「古山閣」という木造4階建ての素晴らしい旅館に泊まります。
13時頃に到着し、温泉街の手前にある駐車場に車を置かせてもらい、荷物も預かっていただきました。
何があるのか、どこを見るのかきっちり調べていきました。
まずは「明友庵」の「ハイカラさんのカリーパン」で軽く昼食として、銀坑洞を早い時間に見に行きます。
温泉街の先の公衆トイレの横にも坑洞がありましたが、立ち入り禁止でした。
柵の隙間覗いても真っ暗で全く見えませんが、写真を撮るとこんな感じで奥へ続いているようでした。
遊歩道を歩き始めてすぐ「白銀の滝」が出てきました。
大中小の3種類の滝が流れているようで見事でした。
その先に出てきたのが「夏知らず」と言われる風穴です。
この穴からエアコンの冷風よりはるかに冷たい冷凍庫の冷気ほどの風が吹いてきます。
ここから10分ほど進むと「延沢銀坑洞」の入り口が出てきます。
以前に島根県の石見銀山へ行ったときに大雨で坑洞を見るのをあきらめた経緯があり、今回はうれしい限りです。しかも無料で見学ができます。
さあワクワクで入ってみましょう。
「焼き掘り」という方法で鉱石だけをはぎ取るように採掘したとの解説があり、薪を燃やしたすすで黒くなっているのがわかるのだとか。 タガネとハンマーでたたいて採掘していたとばかり思っていました。
坑洞を通り抜け反対側に出てきました。
康正2年（1457年）の秋、石川県金沢の儀賀市郎左衛門によって、延沢銀山の銀鉱が開発され元禄末期まで鉱山の町として隆盛を極めましたとのことです。
見たかった坑洞も見れたことだし、温泉街へ戻り写真を撮り、お土産を買いにブラブラしてきます。
どこも木造の3階建て・4階建てで素晴らしい景色です。
やはり「千と千尋の神隠し」の世界のようです。
15時半になり「古山閣」にチェックインします。
玄関を入ると何とも素晴らしい世界だ！
「お荷物はお部屋に運んでありますのでご案内いたします」
廊下を歩き、階段を上がるとギシギシきしむのがこれまた良き！
部屋は2階でした。
仲居さんがお茶を入れておしぼりとお菓子を用意してくれた。
「お食事は何時にご用意しましょうか？」
なんとも日本的でこの心地よさは何年ぶりだろう？
障子を開けて外を見るとカメラやスマホを向けて皆こちらを向いている～この建物の写真を撮っているようだ！ 大急ぎで障子を閉める(笑)
お風呂は1階に男湯・女湯と貸切風呂があり、3階にも貸切風呂があるようです。
貸切風呂は札が「空き」になっていればいつでも利用可能だそうです。
まずは男湯へ行ってみます。
少し濁りがあり、やや硫黄のにおいのある良いお湯でした。夕食前に1階の貸切風呂へ～ここもお湯は同じでした。
夕食前に1階の貸切風呂でひとっぷろ！
ゴロゴロしていると夕食が運ばれてきました。
なんとか全部食べ切り、お腹いっぱいで動けません～。
暗くなってきたのでそっと障子を開けるとガス灯などに明かりが灯って「わぁ！」
この時のために一眼と三脚・レリーズを持ってきました～。
浴衣の上に丹前を羽織り足袋を履き、下駄で出かけます。
まずは「古山閣」
おっとっと！下駄はどうも歩きにくいので靴に替えて散歩です。
夜の滝も良いものですね！
ちょっと体が冷えてきたので旅館に戻ってお湯に浸かり、ゆっくり眠りました。
本日の走行距離：119.3㎞
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