木星・火星・シリウスB

太陽系
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4月17日名古屋では最高気温が25度を超えて夏日になり、気流もよさそうな気がしていました。
そして冬の間楽しませてくれていた木星・火星も暗くなるころには西の空へ傾き、そろそろシーズンも終わりそうです。
素晴らしい木星を見るには今日がチャンスかも~と望遠鏡を準備しました。

木星

18時前に帰宅し、日没前に木星を捕まえました。
アイピースを覗くと青空の中にベージュ色の球がボヨンと浮かんでいる感じですが、カメラを通すとまあまあ見えてきます。

大赤斑と衛星に影が見えています。もう30分もすればもっとしっかり見えてくるはず~と期待。

暗くなってコントラストは良くなってきましたが、シーイングは良くなく細かく振動している感じです。

30分ほど経過し肉眼でも青空の中に木星が見えるようになってきましたが、シーイングは改善せず細かいところが全く見えてきません。

大赤斑がほぼ中央で木星らしい姿になっても細部は全く見えません~残念。

19時15分頃木星の縁から衛星「イオ」が出てきました。この写真のもとの動画がこちらです。

15分後、イオは木星からかなり離れていました。

抜群のシーイングを期待しましたが、残念ながら~の結果でした。GWくらいまではまだ十分にチャンスはあるので素晴らしい木星面をもう一度見ておきたいものです。

火星

ふたご座のカストル・ポルックスと並んでいる火星はまだ早い時間には天頂付近にあります。
事前に「火星くるくる」で見えている地形を確認しておきます。

「子午線の湾」が正面に来ていますが、見えたらラッキー! しかし視直径が7.2秒角とは小さくなってしまったものです。

眼視ではほとんど見えませんでしたが、動画では明暗の差でなんとかわかります。
この動画を写真にするとこんな感じです。

7.2秒角と小さくなりましたが、「アキダリアの海」「子午線の湾」など大きな地形はまだわかります。
とはいえ火星もそろそろシーズンオフが近いですね

シリウスB

50年ぶりに最大離角になったシリウスBを見ようというキャンペーン「シリウスBチャレンジ」が昨年4月に終了しました。キャンペーン中は写真を投稿しようと何度もシリウスに望遠鏡を向けていましたが、今シーズンはずいぶんサボっていました。
4月17日は久しぶりだなぁと思いながら西に傾いたシリウスに向けてみました。ところが木星はシーイング悪く良く見えないな~と思っていたのとは逆にシリウスBはアイピースを覗いたときにしっかり見えていました。 フリップミラーをカメラに切り替えてもご覧の通りでおやおやと!

左上にポツンと小さく見えるのがシリウスB(白色矮星)です。
高度の低いシリウスは早い時間にすでに西に傾いてそろそろシーズンの終わりですね。

春の星座の二重星を見ようかと空を見上げるとすっかり雲に覆われて本日の星見終了となりました。

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