アトラス彗星(C/2024 G3)を見る! 1月15日

太陽系
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明け方の空では見ることができず、赤外フィルターでかろうじて確認ができただけのアトラス彗星(C/2024 G3)ですが、近日点通過の様子を太陽観測衛星SOHOのコロナグラフ LASCO C3で見ていました。以前に世紀の大彗星と言われていたアイソン彗星はこのコロナグラフ LASCO C3で砕け散っていく様子を眺めてガッカリしていました。
今回のアトラス彗星も核が分裂しているかもしれないと言われていましたが、はたして太陽を回りきることができるのかに気なるところでした。

この画像を見る限りは強烈な尾を引きながら無事に太陽を回っていくように思われました。
「これはもしかすると夕方の空に凄い姿を現すかもしれない!」そんな予感がするほどでした。
夕方から晴れてきそうな1月15日、西の空が見渡せる平和公園の高台へ行ってみます。

日没前に到着したときには雲が多く風もビュービューでアラレが降っていました。
太陽が沈む位置を確認し大体の彗星の見えるであろう位置の目印になる建物を覚えておきます。
太陽が沈んだ17時頃からチャンスは30分程度、双眼鏡で探しながらカメラのシャッターを切ります。
カメラはEOS80Dに135㎜で金星でピントを合わせ、シャッタースピードはオートで念のため3段階のブラケット撮影をします。
しかし風が強く寒くてとても外に立っていられず、車の助手席に乗って窓を開けてシャッターリモコンを車の中から押していました。

持って行った双眼鏡はLEUPOLDの6倍30㎜で明けた窓から眺めるのもちょうど良かった。が、しかし全く見つけられない。雲はどんどん消えて最高の条件になってきても見つからない。見えているはずなのだが見つけられない。「どうして見つからない?」17時半が近付き焦ってくる。実は18時から打ち合わせの予定があるので17時40分には撤収しなければいけないし、その頃には沈んでいるはず。
車の中から見てるから見つけられないんだ~と外に出て探すもやっぱりそれらしきものは視野に入ってこない。
こんなにきれいに晴れていたのに、結局見つけられないまま写真判定になった。

帰宅後、PCの画面で見ると写っているのがすぐに分かった! 私が想像していた位置より少し右だった。しかも想像していたよりもはるかに小さかった。

私が「ここら辺にいるだろう」と思っていたのは中央やや右の大きな塔の上あたりでしたが、実際にはその少し右よりだった。この部分を拡大するとちゃんと写っていました。

これはちょっと私の期待が大きすぎました。そして6倍30㎜の双眼鏡では無理だったかもしれませんね。写真では見れても実際にどんな見え方をしているのか?やはりどうしても見てみたいですね~。
次回は望遠鏡と大き目の双眼鏡で見ることにします。 待ってろよ~アトラス彗星!!

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