あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
「1年の計は元旦にあり」と言いますが、物事は初めが大切で、物事を始めるには最初に計画をしっかり立てておくべきであるという意味のことわざですが、2025年元旦は晴れれば忙しい1日になりそうです。元旦1日の計画は、5時半に起きてISSを追い、初日の出を見て、太陽面を観察し、極細の月を捕え、昨日打ちあがったスターリンクを確認し、CSS中国宇宙ステーションを追いかける。私の好物の3つの人工天体がどれも天頂付近を通過するなんてめったにあることではないので、見逃せないチャンスです。
まずは5時半に起きてISSを追いかけます。
元旦のISSは少し明るくなった空を仰角88度でほぼ天頂を通過します。 明るくなるまでに起きてTG-L経緯台にミューロン180を載せ、ZWO ASI290MCを装着し、北極星の伴星でピントを合わせます。
北極星を見る限りシーイングはあまり良くないので0.38msまでシャッターを速くし、ゲインをその分上げてISSを待ちます。
雲一つない快晴で低い位置からISSが明るく輝いて昇ってきました。ファインダーを覗いて追跡をしますが、順光のうちはかなり明るかったのが、天頂を越えて逆光になるとかなり暗くなってしまったのがわかりました。
案の定、動画を見ると後半はほぼ写っていない感じでPIPPで前半と同じ設定では選び出せませんでした。よって前半と後半を別々に処理をして動画にしました。
この動画の中から8枚を選んで画像にしたのがこちらです。
1つ目クリア!
ISSが通過した20分後、7時01分名古屋の日の出です。
あれ?おかしいなぁ~7時05分になってもまだ出てこない~マンションの影に隠れて見えないのか?と思い周りを見てもどこにも日があたっている感じはないし~と思っていると出ました!
そうだった!この山の中腹あたりから出てくるんだった。
お昼前には太陽望遠鏡で太陽面を観察。大きなプロミネンスは出ていないようです。
左下のダークフィラメントがそのままプロミネンスになって立ち上がっているのが見えた。
朝が早かったのでちょいと昼寝~と思ったけど習慣がないので眠れない。
そうこうしているとすでに夕方、元旦の夕陽を見送る。
元旦はかろうじて建物に邪魔されずに日の出・日の入りを見ることができる。
さあ月齢1.4の月を探そう!
なかなか地球照が見えてこない。
おっといけない!まもなくスターリンクが通過する時間だ! こちらは30㎜ F1.4のレンズを付けたEOS80DでISO12800で動画撮影します。
17時21分に仰角86度の天頂付近を通過します。昨日打ちあがったばかりのスターリンクG12-6は銀河鉄道のように見えるはずです。しかしちょうどこの時間に北から厚い雲が出てきて全く確認ができませんでした~残念。
スターリンクの通過から20分後にCSS中国の宇宙ステーションがこれまた仰角84度と天頂付近を通過します。
これは今朝のISSと同じシステムで追いかける予定で準備してあります。朝からピント位置はずらしていないし、北極星も見えないので、とりあえず金星でピントを確認し待機しましたが、これまた厚い雲にさえぎられ見ることができませんでした。
新年早々にISSと極細の月、そして太陽を見ることができたので上出来としておきましょう。
こんな調子で今年もブログを綴っていきますので、ご笑覧のほどよろしくお願いいたします。
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