7月20日に豊橋祇園祭から帰宅したのが23時半頃。
実は21日に日付が変わるころに土星面上を衛星レアが通過中なんです。
こちらがiPhoneアプリSkySafariで見た21日0時の土星面です。
先日の衛星Dioneの通過は気流も悪く全く確認できなかったため、今回は衛星レアでリベンジです。
土星
帰宅後すぐに望遠鏡を準備して一応ファンを回して順応させます。
なんとこの時間でも外気33.5度と外にいても汗が出てきます。
早速土星に向けて250倍で眺めてみます。気流は良さそうですが、衛星レアの影も形も見えません。
この動画を処理するとこんな写真になります。
やはり衛星レアの本体も影も見えませんね~。
かくなる上は衛星が土星面から出てくるあたりを狙います。
iPhoneアプリSkySafariによると2時15分頃です。
その少し前の2時12分、土星の縁に衛星レアがかろうじて確認できます。
そして2時15分、少し出てきています。
2時24分完全に土星面から離れました。
この夏の課題として土星面上の衛星と影を捕捉してみたいものです。
衛星タイタンであれば確実に捉えることができるとは思いますが、ほかの衛星はやはり小さいので難しいです。
ということでこの時の他の衛星たちです。
衛星ミマス・エンケラドゥス・ディオネそれぞれがちょうど最大離角にあるようです。
輪が開いているときには結構難物の衛星ミマスですが、昨日は動画撮影中のPCのモニターでも見えていました。
24日には衛星テティス、30日には衛星レアとディオネが同時に土星面を通過していきます。
8月8日にも衛星テティスとレアが同時に通過する予定です。
水星
7月22日に東方最大離角になる水星が夕方の西の空に見頃です。とはいっても暗くなるころにはかなり低いので双眼鏡でなるべく早く見つけないとすぐに沈んでしまいます。
そんな水星を低空でかろうじて見つけました。
自動導入を使えば昼間の青空の中でも見ることはできますが、夕方にふと思い立って双眼鏡で探しました。
シーイングが良いとはいえ低空故にメラメラと燃えているようで半月より少し細い形がわかる程度でした。
やっと夏らしい空になってきました。
このまま安定した夏空を期待したいところです。
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