落下してしまった「SkyWatcher-MAK127」続報

天体望遠鏡
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前回分解修理を試みた「落下してしまったSkyWatcher-MAK127」は結果的に「このまま使うのは難しく、主鏡を入れ替えるしか再生の方法はなさそうです」と御大Kさんに報告し、Xで「主鏡をお譲りください」と呼びかけました。 そこまでの記事はこちらです。

そしてXにポストしたその日のうちに夢のような1件のDMが届きました!
その内容は以下の通りでした。
「いつかの星まつりで主鏡のみジャンク品として購入した鏡を持っています。多分MAK127用なのですが、形状など合致するならばお譲りできます。
寸法(mm) 直径132、メッキ径129、穴径39、中心厚18、フチ厚11、総厚21、質量477g、曲率半径は570mm程度」とのことでした。

ややや!よもや!!ほんのわずかな期待しか~いや絶対ないだろうな~と思っていたところに、このようなご連絡をいただき、しかも送料だけで良いですよ!ってもう「星の神様」からのDMじゃないかと思えました。しかしもちろん無償というわけにはいきませんので、御大Kさんと相談の上で何かしらのお礼は考えます。
早速手元にある割れた主鏡をセルからはずして寸法など計ってみると重さが4g違うだけで後はピッタリ同じで、ありがたくお譲りいただくことにしました。
先月も別の記事で書いた通り、友人からもらったスカイセンサー2000PCが壊れていて行き詰っていたところ、「進呈しましょう」とご連絡をいただき、ありがたい限りでした。
本当に「星屋の輪」に感謝です!

その主鏡はすぐにお送りいただき、無事に私の手元に届きました。

ここからは主鏡の取り替え手順をまとめておきます。
まずは滑り止めのついた手袋をして、主鏡側の裏蓋を力を込めて回します。 するとこんな感じで主鏡ごとたぶんはずれます。(初めは落下の衝撃で歪んでいてこんなに簡単には外れませんでした)

次にピントノブのゴムのつまみを引き抜きます。引っ張れば抜けます。

ピントノブの穴の中を見ると+ねじが見えますので、それを外します。

ピントノブを回すと主鏡セルが上下してピントを合わせていることがわかる動きをします。

ピントノブをどんどん回していくと、この主鏡セルを上下させるネジが外れます。

すると主鏡がバッフルから抜けて裏蓋と分離できます。
次に主鏡をセルからはずしますが、あちこちにグリスが塗ってあるので注意しましょう。もし固くなっているようでしたらパーツクリーナーで洗い落として新しいグリスを塗っておくと滑らかに動くようになります。
主鏡セルを裏側から見るとリングで押さえてあることがわかります。

このリングをカニ目レンチで外します。

このリングを外せば主鏡を支えていた黒い板状の部分を回して外すと、主鏡が外れます。

左がひびの入ってしまった主鏡、右がご厚意でお譲りいただいた主鏡です。
主鏡を新しいものにして、逆の手順で組み上げていきます。
くれぐれも主鏡に指紋やグリスが付かないよう細心の注意で作業をします。

無事に元に戻ったら、落下の時のキズが痛々しいので紫外線硬化樹脂で埋めておきましょう。

紫外線ライトで硬化したら黒のペンキで塗っておきます。
手元にある黒と言えばこれしかありませんので、これで!! 私の望遠鏡じゃないから良しということで(笑)

さあ、あとは晴れたら星を見て、光軸を合わせます。


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