1か月前から「スカイセンサー2000PCとGPD赤道儀」のタイトルで4件の記事を書いてきました。
そしてやっとこの30年前のGPD赤道儀とスカイセンサー2000PCを使って、ISSを追跡できるのかを試すことができる日がやってきました。
昨日シリウスとカペラでアライメントを取り、M42で自動導入も滑らかにできることを確認できました。
HEAVENS ABOVEで確認すると、3月28日のISSの名古屋での通過は最大で仰角71度と好条件! その分ISSの見掛けのスピードは速くなり、モーターが付いていけるのかがネックになりますが、これでテストをしてみます。
赤道儀が反転するまで追うことができれば御の字です!

右上の「軌道」をクリックするとISSの最新の軌道要素が出てきます。

2行軌道要素(Two Line Element:TLE)と言われるものです。
これらをスカイセンサー2000PCに入力していきます。

とりあえず人工衛星メニュー1に入力してみます。

名前はどうやって入力するのかわからないのでパス、1のままです。
元期(協定世界時UTC)

続いて軌道傾斜角(i)

昇交点赤経(Ω)

離心率(e)

近地点離角(ω)

平均近点角(M)

1日あたりに軌道を周回する回数(n)

そしてこの「Drag」は大気抵抗らしく、よくわからないので、おそらく「0」で問題ないかと思います。

ここまで入力すると今のISSの状況が表示されます。




これでおそらく間違いなく入力ができました。

光学ファインダーの視野から外れたときのため、ファインダーの上にドットサイトも装着しておきます。

さあ、あとは暗くなったらアライメントを取り、ISSが昇って着たら「GO TO」ボタンを押すだけです。
19時頃にかなり空は霞んでいましたが、極軸をおおよそ合わせ、シリウスとカペラでアライメントをとり、金星を導入してみました。 視野に金星が入ってきたのでアライメントはOK.
ISSを撮影するときはZWO ASI290MCを使いますが、今回はテストで追跡状況を見るため画角の広いZWO ASI174MMを装着して試してみます。
リゲルの伴星でピントを合わせておきます。
ISSが見え始める10分前にスカイセンサー2000PCの「GO TO」ボタンを押してみました。

おお~ちゃんとまだ見えていないことがわかっているようです。座標を表示するとまだマイナスになって地平線下にあることがわかりました。
ISSが地平線上にあがったタイミングで「ピピッ」となって教えてくれました。
早速GO TOボタンを押すと望遠鏡は地平線あたりに向きました。
ファインダーを覗いても空が霞んでいるせいでまだISSは見えていませんが、望遠鏡はISSの動きに合わせて地平線から上に動いていきます。
ファインダーを見ているとようやく光の点が十字線から少し外れたところに見えました。それを十字線に合わせて、PCの画面を見るとISSが画面に入っていました。
そしてちゃんと追いかけているのがわかりました!
一応これは成功だ!!
望遠鏡が30度くらいになったところから録画ボタンを押して記録開始です。
これが実際の動画で、小さな点がISSです。 後半露出を変えて暗くなりますが、大きくなってきます。
しかし、モーターの振動なのかかなり揺れているし、ISSの動きが速くなる後半は、画角から外れそうになり懸命に私が十字キーを押して戻しています。
もう少し改良の余地がありそうです。
この動画の後半の部分を拡大しセンターリングしたものがこちらです。
手動で追いかけていた時よりかなり画像が小さいので何とも言えませんが、これはこれで良いような気がします。
今までの私のISSの写真はとてもコンポジットできるほどのものがなく1枚ものでしたが、今回はある程度追尾ができているので、同じ形のものがまとまって撮れているので10枚ほどコンポジットしてみました。

惑星と同じような処理ができるようになるともう少し良い画像は見られるかもしれません。
私が自動で追跡したかったのはISSをしっかり見てみたいと思ったからです。
ズームアイピースで倍率を変えながら見ることができたら最高です!
そのためにはもう少し滑らかに、正確に追跡する必要があり、オートガイドが必要になるのかもしれませんね。



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