GPD赤道儀オーバーホール

天体望遠鏡
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先日「同室のKさん」からいただいたスカイセンサー2000PC、内臓電池は交換し起動することを確認しました。モーターはPENTAX MS-5赤道儀に使われていたためかなり手が加えられていました。当初は手元のMark-X赤道儀と組み合わせてみようと思っていましたが、どうにも良い方法が浮かばないし、できそうな気がしてこない~どうしよう!
と思っていた矢先、某オークションを見てみたらスカイセンサーのモーターが付いたジャンクのGPD赤道儀が出ていました。ジャンク理由の1つは赤緯モーター取り付け部分が破損し、モーターが外れた写真が載っていました。「これならそのまま使えるかな!」「どうしてこんなグッドタイミングで出てくるんだ?」残り時間は5時間だったのでとりあえず入札して様子を見ることにしました。「あれ?誰も入札してこないのか?」「え?なにか重大な欠陥があるのか?」と思っているとそのまま落札~支払い~商品到着!

これはきっと倒したな~ウォーム軸が曲がっていなければ良いが。ギヤをつまんで回してみるがめちゃめちゃ固い! クランプを緩めてフリーにしても赤経赤緯両軸とも回らない! グリスが固まっちゃってるのに間違いないので、ドライヤーで温めてぐっと力をかけると何とか回った。
よし、オーバーホールだ!

この極軸望遠鏡の明視野照明部分が粉を吹いていて「いやぁ~な予感!」

はずしてみると案の定、こんなたいへんな液漏れ!

毒々しい色だし、破裂でもしたかのよう。 基本的にこの部分は不要なのでそのままゴミ!

さて、まずは赤緯軸からバラしていきます。

バランスウエイトを取り付ける部分の目盛環を押さえているリングをはずします。
すると赤緯軸そのものを固定しているリングが出てきます。このリングは1か所イモネジで緩まないように固定してありました。

この切込み部分から六角レンチで緩めます。 赤緯軸が固着して全く回らないとこのイモネジを緩めることができず苦労するところでした。 あとはカニ目レンチでこのリングをはずせば赤緯軸がアリミゾ側へ抜けます。

パーツクリーナーでグリスをすべて落とします。
あちこちにプラスチックのリングが入っているので割らないようそっときれいにします。

ジャバラのチューブに入った二硫化モリブデングリスを指で丁寧に摺動部に塗り、ウォームギアには多めに塗り、ばらしたときとは逆の順番で戻していきます。

次に赤経軸部分をバラします。
まずは極軸望遠鏡を抜き取り、目盛環をはずします。
赤経軸を固定しているリングは3本のイモネジで固定されていました。
このイモネジは目盛環を固定するネジをはずした穴から緩めることができます。
1本緩めて、赤経軸を60度回して2本目、また60度回して3本目を緩めます。

3本のイモネジを緩めたら、赤緯軸同様にカニ目レンチで固定リングをはずします。
ところがこれがなかなかはずれませんでした。軸とリングの材質の違いで伸び縮みがあってわずかにピッチの差ができてしまったのか、潤滑剤をかけながら叩いたり力任せで回して切粉が出てくるほどでしたが何とか外れました。 おかげで何度も滑って傷だらけになってしまいました。(この傷は表面を削ればきれいになるので問題はありません)

これさえはずれれば赤緯軸と同様にすべてバラすことができます。

すべてのグリスをパーツクリーナーで落とし、赤緯軸同様に新しいグリスをぬって元に戻します。
ウォームとホイールの当たり具合はこの3本の押し引きネジで調整です。

すべて元通りにして完了です。



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