先日までSV-BONYさんのご好意で「MK127」5インチのマクストフカセグレンをお借りし、第1弾～第4弾までレビューを書かせていただきました。よろしければこちらからご笑覧ください。
このSV-BONY「MK127」はSkyWatcherの「MAK127SP」と口径127mm、焦点距離1500mm（F11.8）と同じスペックでした。付属品は全く違っていてSV-BONY「MK127」にはレデューサーと2インチ接眼アダプターが付属しています。
私がお借りして使っている間はずっと接眼部は2インチにしたまま使っていました。というのも私の所有する望遠鏡たちは小さいものはBORG45EDから大きいものはSkyWatcher40㎝GOTOドブまですべてが接眼部は2インチにしてあります。アイピースが焦点距離の短いもの以外は2インチが多いし、正立像で見るための松本式EMSも2インチ接続だし、一眼レフカメラを取り付けるにも2インチが便利なために、そのようにしています。
そして私の手元にはSkyWatcher「MAK127SP」と同等のビクセンが扱っていた「MC127L」鏡筒があり、これが残念ながら接眼部は31.7㎜アメリカンサイズなんです。
SV-BONY「MK127」は2インチで広角アイピースを使っていてもケラレを感じることもなく快適だったために、私の持っている「MC127L」を2インチにすることにしました。
「気ままに星空観望仲間」のメンバーで旋盤加工などを趣味でされている「てるさん」が「気ままな忘年会」にいらっしゃるとのことでしたので「作って～」とお願いしたところ「はいよ～」と2つ返事で作っていただけました。
その様子はこちらからどうぞ！ 「てるさん」のブログのリンクを貼らせていただきました。
丁寧に作っていただき、届いたのがこちらの銀色ピカピカの2インチアダプターです。
鏡筒との接続部分のサイズはSkyWatcherの「MAK127SP」と同じで45.6㎜ P1.0のねじ込みです。
この鏡筒の
この接眼部が
ドーンとこうなります。
ピントノブが回しにくくなるかも～と少し心配しましたが、バッチリ問題なしでした。
早速、私の一番のお気に入りの組み合わせ、銀メッキの2枚のミラーでスッキリした正立像の松本式EMSと星が美しく光り輝いて見えるナグラータイプ4-22㎜で土星を眺めてみました。
（松本龍郎氏、アル・ナグラー氏ともに今年お亡くなりになられました。謹んでご冥福をお祈りいたします）
細い輪の小さくてかわいい土星がきっちり見えていました。 ピントも問題なし！ケラレもわからない。 念のためEWV32㎜にしてみると視野周辺が暗いのがわかるが、それほど問題はないでしょう。
SV230スーパーズームで倍率を75倍～188倍に上げてみます。
エクスプローラー・サイエンティフィック9㎜でも。
殿2インチアイピースでも実に良い感じです。
そしてこれもてるさんにつくってもらった、もともとは36.4㎜ねじ込み式のアイピース高橋製作所オルソ40㎜を2インチにするためのアダプター。
このアイピースのピント位置はかなり内側に寄りますが、これまた良い見え味でした。
アルミケースにもピッタンコ！
これらの金属加工はたくさんの切り屑が出るし、時間も手間もかかるはずなのに気軽に作っていただける友人のてるさんに感謝しかありません。
おかげで私の遊びの範囲がいちだんと広くなっていくのは間違いないでしょう！
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