11月3日と言えば晴れの特異日で晴れる確率が非常に高いといわれています。
そんな11月3日、名古屋では文句なしのド快晴!
そろそろレモン彗星も終盤に差し掛かり、だんだん高度がさがってくるので今のうちにしっかり見ておきます。

C11を準備して日没と同時にE-ZEUSでアンタレスを自動導入すると超低空に見えていました。
であれば水星はどうだ? 「おお~いたいた!」アンタレスよりも低空で暴れまくっているが、念のため撮ってみる。

眼視で見る限りは全く形は見えませんが、なんとなく半月っぽく見えますね!
であればもっと低い火星はどうだ! 建物ギリギリで視野に入ってきた「もうこれは嘘みたい!!」

もうピントも何もあったもんじゃない! ただ見えただけでした。
さて、お目当てのレモン彗星へ望遠鏡を向けてみます。
核は明るく光り、周りにはコマが広がって見えている。
カメラを174MMにして撮ってみます。

核の前にシェルがかなりはっきり出てきました。尾も何本かに別れて噴出している感じです。
続いてSeeStar S30の画像です。

先日のひるがの高原遠征の時と変わらないようなイメージです。
空がクリアなおかげで暗い星まで良く写っています。
これは双眼鏡で見ない手はないでしょう! ニコン15倍70㎜をZERO経緯台に載せて探すと、すぐに見つかりました。

さすがに名古屋市内だけあってバックが明るくて尾はそれほど長くは見えませんが、姿は十分に彗星です。そして核がキラッと光っているのが見えます! なんとも美しい!!
やはり尾を引く彗星は双眼鏡で眺めるのが一番良いように思います。
高度が徐々に下がってくると彗星の尾は空の明るさに飲み込まれて見えなくなっていきました。
せっかく望遠鏡を出しているので土星に向けます。

眼視で眺めてみると、この写真よりははるかにクッキリ細い輪が見えていて、爪楊枝に刺さった団子のようでした。輪が見えなくなるまでに3週間ほどですがいつまで見えるのか追いかけるのも楽しそうです。
そして昨日の観望会では導入できずに見せることができなかった海王星。

最遠の惑星と解説しておきながら見せることができなかったのが悔やまれます。
SeeStar S30を片付ける前に亜鈴状星雲M27を撮っておきましたので最後に貼っておきます。

これで11月3日の成(星)果は十分満足でした。



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