3連休の最終日10月13日、天気予報は13日に日付が変わるころから晴れてくると! これはC/2025 A6レモン彗星チャンス!!と思い回復が早ければ夜明け前にホームの旭高原元気村まで行こうと考えていました。
しかし、夜半を過ぎても晴れてくる気配が全くない様子だったので、遠征はやめて自宅で見ることに変更し、3時に目覚ましを掛けて少しだけ眠ることにしました。 そして目覚ましで起きてベランダに出て空を見上げるとしっかり曇ったままで月の位置すらわからない状態でした。
結局晴れてきたのは午前10時頃でした。
太陽
買い物に出かけ15時頃に帰宅し、ソーラークエスト経緯台にLUNT太陽望遠鏡を載せ、ゆるゆると太陽観望。この日は朝からCクラスからM2~3クラスのフレアが何度か発生しているとメールが来ていたのでちょっとだけ期待してアイピースを覗きました。

ちょうど白く光っているところで小規模のフレアが起きていたようです。
また、左の方に目立つプロミネンスも出ていました。
プロミネンスの部分を拡大すると複雑な構造がよくわかります。

SWAN彗星
台風23号が太平洋上を通過したせいか、北風がかなり強く吹いて「ゴォーゴォー」と音が聞こえるほどではあるが、空はかなりクリアでした。
これは名古屋市内でも夕方にC/2025 R2 スワン彗星を見るチャンスかも!

18時30分で高度は20度以上あり、条件は先日より良さそうです。
そうであればSeeStar S30で撮影し、C11で核の周りを見て撮影するのも悪くなさそうです。

6等級の拡散した状態を想定し、バローはなしでアンタレスでピントを合わせて、E-ZEUSのアライメントを同期します。

強風がモロニ鏡筒を揺らし、アンタレスが視野の中を踊りまくっているような状態でした。
風の抵抗を少しでも軽減するために、フードも外してスワン彗星を自動導入します。
アイピースを覗くが何も見えない!「おかしいなぁ~」。確認のためうしかい座の2等星サビクを自動導入してみるとちゃんと視野の中央近くに入ってくる。サビクで同期してスワン彗星を再度自動導入してみるが、やはりアイピースの視野内には見えてこない。フリップミラーでカメラに切り替えてみる。ゲインとシャッターをググっと上げていってもPCの画面には暗い星は見えてくるが彗星が見えてこない。
もう一度アンタレスに戻してアイピースを32㎜ 88倍に替えてピントを合わせて、再びスワン彗星を自動導入。「やっぱり見えない!」「ダメだ!諦めだなぁ」
SeeStar S30の画面を見ると「おお~ちゃんと写っている!しかも彗星らしくエメラルドグリーンが美しい」

数枚SeeStar S30で撮影しているとだんだん高度が下がって写りが悪くなってきているのがわかる。
そこでふと気が付いた! C11の自動導入で導入した時にPCの画面に見えていた微恒星がSeeStar S30の彗星の周りに見えていないような! 「位置が違うのか?」「彗星のデータが更新していないのか?」確かに更新データはありましたが、それほど大きくは変わらないだろう。それよりもっと低倍率の出るTOA130を使うべきだったか~失敗したな!
さて、天気予報を見るとこの快晴が夜半過ぎまでは持ちそうな予報です。あすは仕事ですが、もう一度頑張って早起きしてみるか~と再び3時に目覚ましを掛けて寝ることに。
目覚ましで起きてベランダへ出ると「はぁ~やっぱダメだったかぁ~」ベタ曇りでした!!
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