よし! ISSを見よう!!

人工衛星
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9月9日20時過ぎに名古屋では仰角36度の低いISSの通過がありました。
このくらいの高さだと、見かけ上ISSもそれほど速くなく追跡は非常にしやすい高さです。

西南西の低空で見え始めたISSは徐々に高度を上げ、北西の空で地球の影に入り、見えなくなります。見えなくなる直前のISSまでの距離は670kmとかなり遠いが、眼視なら何とかなるでしょう。

星の世界に復活し、ISSに興味を持ち始めた20年近く前はちょいちょい見てはいましたが、その後写真を撮るようになってからは月面通過や太陽面通過のほんの一瞬しか見なくなっていました。
今ならどんな感じに見えるのだろう?大変興味が湧いてきました。

こんな感じに見えるのか? 太陽電池パドルは全く見えないだろう~と模型を眺めながらワクワクしてきました。

さて、機材はどうしましょうか!
やはり追跡で一番慣れたTG-L経緯台とミューロン180が良いでしょう。
それに合わせるアイピースは以前笠井トレーディングで扱っていたEWV-32㎜、見掛け視界85度・アイレリーフ20㎜で非常に覗きやすいアイピースです。倍率も68倍とちょうど良さそうです!

このアイピースには巨大なゴム製アイカップが付いているので、ファインダーから一瞬でアイピースに目を移したときに安全そうです。

アークトゥールスでピントを合わせ、飛行機で練習すると結構楽に追跡ができ、期待できそうです。
iPhoneアプリ「Space Station AR」で経路を確認しつつ通過時間を待ちます。


私が見るだけでは何も証拠が残らないので、せめてISSの光跡くらいは記録しておこうとカメラを用意しました。

通過開始時間になり「Space Station AR」の黄色いマークが動きが動き始めました、が、低空はかなり霞んでいてISSが見つからない。
2・3分経過したところでアークトゥールスの左側で見つけました! 
すぐにファインダーで捉え、1秒後に十字線の上に乗るであろう位置に導入し、すぐにアイピースを覗く。
「来た来た~! 金色に輝いているなぁ~!!  いやぁ~小さいし明るすぎるでしょう」
視野から外れることなく追跡はできるなぁ~
なんとなく形はわかるが、明るすぎて細かいところがまるで分らないなぁ~
などと思いながら見ていると暗くなってきたかと思うと同時に地球の影に入っていくのがわかった。
影に入る前に一瞬青っぽくなった気がしました。月食の時に見られるターコイズフリンジと同じものです。
そして皆既月食と同じように赤銅色になり、だんだん暗くなっていく。ラジエーターが光っているのか、わずかに赤黒い点が見えてまだ追跡できるが、5秒後くらいには見えなくなってしまった。

それでも次回の課題がいくつかわかりました。
・追跡が難しくなるが、100倍くらいまで倍率を上げる
・もう少し口径を小さくして暗くした方が見やすいかも
・夕方より明け方の真下から見る姿勢のときに見てみたい
・太陽電池パドルが光るパスの方が形がはっきりするだろう
これらを考えてもう一度チャレンジしようと思います。

最後にISSの光跡です。
ISSが見えていたのはわずか3分くらいで、これだけの間しか見えていなかったわけですが楽しかった!! 

日本人宇宙飛行士の油井さんもISSからこちらを眺めているかもしれませんね。

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