開田高原遠征 2025.8.23.

県外
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8月23日 ちょうど新月になるタイミングで第二のホームになりつつある開田高原に遠征しました。
今回は「気ままに星空観望仲間」メンバー5人が集まりました。

前日気流もまあまあ良く、午前2時近くまで土星を眺めていたため翌日起きたのは11時ころでした。結構激しい雨が降っていましたが、それもお昼ごろには止み非常に蒸し暑くなってきました。
開田高原の天気予報も良いわけではなく、もしかすると小雨が降るかもしれないような予報でしたが、主砲40㎝ドブソニアンと双眼鏡・Seestarを積み込み、念のために望遠鏡のカバーも載せて14時出発!
時間に余裕があるために高速道路は使わずに、瀬戸から瑞浪へ抜けてそこから国道19号線を北上するルートでのんびり行きます。 

御嶽山の頭が見える道の駅「木曽福島」でトイレ休憩を入れるために泊まると名古屋ナンバーの車が止まっていました。「おや?Kさんかな?」と隣に停めてトイレから戻ってくるとやはりKさんでした。Kさんは開田高原に2泊の宿を取っての遠征なんだとか。

太陽は見えているものの雲が多いです。
私は今回車中泊もせずに夜半過ぎに帰るつもりでマットやシュラフも持たずに来ました。
ここからはKさんと開田高原の観望場所へ向かいます。

木曽福島スキー場を越えたトンネルと抜けると「開田高原」です。

この景色が私は大好きで、車を寄せて写真を撮りたくなります。

観望地に到着すると御大Wさんが到着していましたが、車がNBOXでした。何やらこすってしまい修理中の代車なんだとか~そのためNinja400ではなく10㎝双眼鏡と軽装でした。

空の暗いところへ来るなら少しでも口径があったほうが楽しめるので、主砲の40㎝GOTOドブソニアンです。
それに先日大鹿村の観望会の時の蚤の市でお譲りいただいた80mm20倍の双眼鏡です。しかしZERO経緯台を積み忘れ、仕方なく華奢なカメラ三脚に載せることにしました。

しばらくすると、大鹿村から気ままの料理長Kさん、瀬戸と開田高原の二拠点生活のTさんが現れ、この日のメンバー5名が揃いました。
日没後、ほぼ雲がなくなり快晴になりましたが、空全体に薄雲があるのかモヤがあるのか白っぽい空でした。それでも天の川はしっかり見え、観望を始めます。
すると1台の大宮ナンバーのハイエースが入ってきました。 挨拶をして話をすると、埼玉からいらっしゃって、ここ数日チャオや御岳スキー場当たりで撮影をされ、この日は開田に来たと言っておられました。しかしこの日は空の状態が良くないので撮影はしないとのことでした。 せっかくなので我々と一緒に観望をされました。
ガスで2等星くらいしか見えなかったり、雲が出てほとんど星が見えなくなったりする状態ですが、それでもM13、M4、M8、M20、M16、M11、M56、M57、M15、M27、網状星雲、まばたき星雲くらいを見て行かれました。

埼玉の方が帰られた後は曇ってしまったのでいつものようにお茶会です。

車中泊予定の御大Wさんと料理長Kさんはお茶ではなくビール! こんなころから半そででは寒くなってきて、厚めの長そでシャツを着てちょうど良い感じです。
しかしこのお茶内でグダグダしながらのおしゃべりはホント楽しい時間です。

ここは歩いて2分くらいのところにトイレがあるので、ありがたいです。
で、トイレに行くと15㎝ほどもある大きな「クスサン」がいました(蛾が嫌いな方スミマセン~)ほかにもクワガタのメスがいました。

この「クスサン」などの大型のヤママユ蛾の仲間たちは「オオミズアオ」とか「シンジュサン」という名が付く非常に美しい蛾もいます。夏にいろいろな種類が一度にわっと出てくるのではなく、初夏から冬にかけて時期を替えて違う種類が出てくるのが面白いです。12月に出てくるものもいます。

その後も星が見えたり曇ったりしていましたが、夜半ごろにスッキリとまではいきませんが結構晴れてきました。

固定撮影で天の川が良く見えています。
早速望遠鏡をもう一度網状星雲に向けてみるとねじれた感じが良く見えています。
NGC6905ブルーフラッシュ(惑星状星雲)も二重構造が良く見えている。
難物のNGC6888クレセントネビュラもOⅢフィルターを入れることで三日月状に見え、結構良い見え方でした。
ここまで見たところでまた曇ってきてしまい、終了とします。
本当はピークの時に見損ねたNGC7331の超新星はもう見えないだろうが確認したかったなぁと思いつつ片付けました。
まあよくあることですが、片付けが終わると再び晴れてくるんですよね~。
結局Seestarは出す余裕もありませんでしたが、皆さんのおかげで今回の遠征も非常に楽しかったです。
ちょっと疲れていますが自宅まで150㎞安全運転で帰ります。
この時車の温度計は19度になっていました、半袖では寒いわけだ。

自宅に4時頃に到着したときには、東の空に金星がかろうじて見えている程度の空でした。
ああ~楽しかった!

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