8月17日のISS太陽面通過の写真をXに投稿したところ、それに対してISSに搭乗中の油井宇宙飛行士より「素晴らしい写真ですね! 撮影&紹介いただき、ありがとうございます! その時間、私は日本へ向けてカメラを向けていましたので、お互いに撮影機材を通して見つめ合っていたことになりますね 笑」と大変ありがたくうれしいコメントをいただき感激しました。
これにすっかり気を良くした私は、8月19日は気合を入れて早起きし、ISSの狂拡大で追いかけることにしました。 本当は早朝の早起きは超苦手です!

ISSが見え始めるのは4時11分頃、仰角71度でISSまでの距離は444kmとなかなかの好条件です。
いつもはミューロン180で追いかけていますが、意気揚々の私は欲を出してNinja320を今回は選択しました。これに2倍バローを入れてZWO ASI174MMで狙うことにしました。
雨が降ることはなさそうなので、寝る前にルーフバルコニーにNinja320をセットし、アークトゥールスでファインダーを調整しておきました。
「通過までに20分あれば準備はできる」と3時50分に目覚ましを掛けていつもより早めに寝ました。 目が覚めたのは目覚ましが鳴る前の3時半すぎ、空を見るとほぼ快晴で西に傾いた土星が見えていました。とりあえずカメラをセットして北極星に向けてピントを合わせます。

北極星の伴星がしっかり見えるところがピント位置です。ところがモニターに映る伴星の形が米粒より長く伸びて写っている。「光軸か?」と北極星で内外像を見てみるが多少ずれてはいるがそれほど悪いことはなさそう。そういえばこの2インチのマルチショートバローを使うと以前にもそんなことがあったなぁ~と寝ぼけた頭で考えていました。
念のため土星に向けてピントを確認してみます。

よし、問題ない!このままいこう!!
4時11分南西の空に地球の影から出た明るい光が見え始めました。
夜明け前の順光のISSは明るいなぁ~と思いながらPCの録画ボタンを押し、ファインダーを覗きながら追跡開始!
ファインダーの視野の中で明るく輝くISSを十字線の真ん中にくるように追いかけつつ、最高点あたりから少し暗くなってくるのがわかった。その後マンションの上階に隠されてしまいました。
さぁ結果は~とPCの画面で見てビックリ「あかん」!
ありゃ~すっげー露光オーバー
しかし最高点を越えて逆光になってから一気に暗くなり、最後はほとんど写っていない!
土星でピントを確認した時に土星が全く見えなかったのでゲインは上げた、しかし戻したよなぁ~。
順光はそれほど明るいってことだよなぁ~と納得。
露光オーバーだけど写りの良さそうなところを取り出して並べてみました。

なんだか夜明け前の早起きで上手くいった試しがないような気がしてきた。
やっぱり早起きは超苦手だ!!
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