3月18日の金星と水星

太陽系
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3月18日の昼頃の空をステラナビゲーターで見てみると、太陽から10度程離れたところに金星と水星がいるのがわかります。

金星 Venus

宵の明星金星は3月21日の内合にむけ日に日に太陽に接近していきます。
その内合の3日前の金星をミューロン180で捉えます。
望遠鏡・ファインダーに太陽フィルターを確実に装着し、太陽を導入し黒点でピントを合わせ、E-ZEUSを同期します。そして太陽フィルターを付けたまま金星を自動導入。
まずファインダーの太陽フィルターをはずし、直射がファインダーに入ってきていないか確認します。
安全なことが確認できてからファインダーを覗くと青空の中の金星が見えました。
その後望遠鏡の太陽フィルターをそっとはずし、PCのモニターで金星を確認します。望遠鏡のアイピースを覗くのは失明の危険があるので絶対に覗かないようにしてください。または自己責任でおねがいします。

青空の中に極細の金星がモニターに映し出されました。
なんとも美しい!!ぐるっと1周見えているんじゃないかと思えるほど細く弧を描いています。
見えている弧は180度をゆうに超えているのがわかります。
赤外フィルターでたっぷり露光をかけるともっと出てくるのか?と思って試してみました。

しかしあまり大差なく、でも210度くらいは見えているように思います。

十分に注意してフリップミラーをアイピースに切り替えて覗いてみると、青空の中に真珠色に輝く折れそうに細い金星が輝いていました。 この景色はなんとも言えない美しさです。

太陽から10度程離れた金星に望遠鏡が向いていても望遠鏡内にこのくらい直射が入り込みます。
筒先から直射が主鏡に当たっているか確認しようと覗き込むのも大変危険なので絶対にしないでください。私は以前一瞬で髪の毛から煙が出たことがあります。

水星 Mercury 

水星は太陽系の一番内側の太陽に近い軌道を回っているため、太陽から約28度以上太陽から離れることがありません。よって太陽から一番離れた最大離角の頃に夕方または明け方の低いところで見つけることができる程度です。
その水星は3月25日に内合をなるため視直径は比較的大きく三日月状に見えていることが想像できました。ただ私もほぼ最大離角の前後くらいしか見たことがありませんので、挑戦してみます。
金星でしっかりピントを合わせ、E-ZEUSを同期し水星を自動導入します。
PCのモニターを見ると「何かあるけど形がわからない」がそれが水星だと確信して露光開始。

かろうじて三日月状の水星が出てきました。
そしてアイピースを覗いてみましたが、残念ながら全く見えませんでした。
このあたりが水星を捉える限界かもしれませんね。

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