アトラス彗星(C/2024 G3)を見た! 1月17日

太陽系
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アトラス彗星(C/2024 G3)は夜明け前に4回、夕方の空に回ってきて1月15日に1回チャレンジして写真には2回写っていましたが、いまだ自分の目では見ていないのです。
早く見ないとどんどん暗くなってしまうので、何としても捕えたいところです。

まずは日没前にTOA130とZWO ASI290MC+赤外フィルターの組み合わせで、E-ZEUSの力を借りて自動導入。すんなりPCの画面に映っている! まだそれほど暗くなっていない感じか。

左上に尾が伸びているのがわかる。 これなら日没後に双眼鏡でまだ十分に見えるだろう。

15日は6倍30㎜の双眼鏡を手持ちだったために見つけることができなかったので、今日は15倍70㎜を三脚に載せています。

EOS6Dには200㎜望遠レンズを装着しています。

こちらは自動導入のアトラクスの載せたTOA-130にフリップミラーでEOS80D直焦点と25㎜アイピースで40倍を切り替えて使う予定です。
これらが対アトラクス彗星用のフル装備です。仮に双眼鏡で見えなくても望遠鏡なら確実に見えるはずです。

日没前から望遠鏡はアトラス彗星を捕えて追いかけているはずですが、まだ視野の中には見えてこない。 15分、20分経っても見えてこないおかしいな~と思って双眼鏡を覗くと「いた!三角屋根の上の避雷針の先だ」「ああ~やっとお目にかかれた」初めて見ることができた感動でしばらく見続ける。オレンジ色のバックに明るい核と白い尾が印象的だ。
こちらが双眼鏡にiPhoneのカメラを押し当てて撮ったものですがアトラス彗星は中央やや右下にかすかに写っています。
見つけたときは左端の三角屋根の上の方にいました。

望遠鏡の5㎝ファインダーを覗くと彗星は見えないが少し位置がずれている気がする。CMOSから一眼に替えたときに少し動いてしまったか。少し振ってみると視野に入ってきた。核がキラキラ光っているが尾は少ししか見えていないように感じる。双眼鏡の方がバランスの良い美しい見え方なのは間違いない。
フリップミラーをカメラに切り替えて撮影します。

これが焦点距離1000㎜にAPS-Cで撮ったままの写真です。
この写真をもとに画像処理はよくわからないので、自動レベル調整をしてトリミングしてみました。

一気に彗星らしくなり、尾が2本になっているのがわかります。
でもなんとなく好きではないので少し戻します。

もう少し戻します。

このくらいの見え方が自然な感じがしますね。

時間とともにどんどん高度が下がっていくので、急いで200㎜の望遠レンズも金星でピントを合わせてシャッターを切ります。

200㎜ではほとんどアトラス彗星がいるのかわからないほどですが、空のグラデーションが実に美しいです。

双眼鏡でずっと眺めているといよいよ沈んでいきそうで、もう一度TOA-130のカメラでシャッターを切りました。

この写真で撮影は終わりにして、三角の屋根に沈んでいくのを見送りました。

やっと見ることができ「余は大満足じゃ」

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