私の所有する屈折望遠鏡はTOA-130とBORG71FL・BORG45EDですがTOA-130は重いしBORG71FLではちょっと小さいと思う場面がちょいちょいあって少し前に10㎝ F7のSV-BONY SV503 102EDを手に入れました。この望遠鏡は青ハロは多少見えますが、非常に出来が良く持っていて楽しくなる望遠鏡です。ただ私は正立像で見たいと思い、MATSUMOTO-EMS-UMB(写真右下)を使っています。そして主力のアイピースは40㎝ドブソニアンに合わせて広視野でほとんどが2インチなんです。
アメリカンサイズの天頂プリズムやアイピースを使えば全く問題はありませんが、このEMS-UMBとSV503 102EDを組み合わせるとほぼすべてのアイピースでピントが出ませんでした。
EMS-UMBの光路長が136㎜あるため、このままでピントが出るようにするには30㎜程鏡筒を切断するしか手段がなく、もし切断すると今度は直視で使う場合に延長筒が必要になるかもしれません。
裏像になることさえ我慢して2インチ天頂ミラーを使えばほぼピントが出るだろうと思っていました。
そこで小海星フェスでお値打ちな2インチ天頂ミラーがあれば買ってこようと思っていたわけです。
そしてこの天頂ミラーを買ってきました。
どこのメーカーのものかわかりませんが品質は良さそうです。
とりあえず一番お気に入りのナグラータイプ4-22㎜で月を見てみました。
おや!ビックリ!!覗いた瞬間にピントが合ってる。
早速アイピース1本1本ピントが合うのか月齢11の月で試してみます。
焦点距離の長いアイピースから順にドローチューブをどれくらい繰り出してピントが合うのか試してみます。
スーパービュー50㎜ 10㎜合焦
タカハシオルソ40㎜ 合焦せず
エクストラワイドビュー32㎜ 5㎜合焦
ナグラータイプ4-22㎜ 1㎜ 合焦
オールドナグラー13㎜ 16㎜ 合焦
イーソス13㎜ 15㎜ 合焦
エクスプローラーサイエンティフィック9㎜ 12㎜合焦
ミード5000UWA6.7㎜ 2㎜合焦
SV-BONY3~8㎜ズーム 合焦せず
以上の結果でほとんどの2インチアイピースでピントが合うことが確認できました。
タカハシオルソ40㎜はもとは36.4㎜ねじ込みのアイピースに2インチのスリーブを友人に作ってもらったものなので、この場合ピントが出なくても仕方がないでしょう。
欲を言えば3~8㎜ズームがピントが出てくれると完璧でした。
またナグラータイプ4-22㎜がわずか1㎜の繰り出し量には驚きました。ということは人によってはピントが出ない可能性がありますね。
良かった! この望遠鏡で私が持っている広視野アイピースが使える!! また楽しみが増えてきました。
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