3連休は惑星も見てました!

土星
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10月12日・13日・14日と秋晴れの3連休で、紫金山・アトラス彗星が肉眼等級になり盛り上がっていました。私も連日彗星を追いかけていましたが、惑星も忘れていたわけではありません。
土星、木星、火星、そして低空の金星と眺めて撮影しておりました。

10月12日

日没後にまずは「紫金山・アトラス彗星」を確認します。

無事に見ることができました

夕方の紫金山・アトラス彗星を無事確認でき気分よく土星を見ることができます。
アイピースを覗くと土星の周りに衛星が集まっているのが見えました。土星一家勢ぞろいみたいな(笑

ちょっと衛星の形が不格好ですがご愛敬で! 土星本体はいつも通り輪が細くて美しい。

今晩は雨の心配もないのですが気温差で夜露が多いかもしれないので、望遠鏡に念のためカバーだけかけてそのままにしておきます。

3時半に目覚ましで無理やり起こされ、片目だけあけてベランダに出ると目の前にオリオンがド~ンと!一気に目が覚めます。望遠鏡は前日から外に出してあるのでそのまますぐに使えます。
ほぼ天頂にある木星に望遠鏡を向けアイピースを覗くとハッとするほど美しい木星!しかも黒子がある。しばらく眺めていても気流による揺らめきが非常に少なく良く見える。
早速フリップミラーをカメラに切り替えて撮影してみます。
ちょうど衛星イオが木星面に乗るタイミングでした。

続いてフィルターホイール付のモノクロカメラに取り替えて赤外フィルターを使ってみます。

次はメタンバンドで。木星面上にある衛星イオが白く光って見えています。

最後に紫外線フィルターで撮ってみます。このフィルターは金星の雲を撮るために用意してありますが、こんな感じになります。

ゆっくり木星を眺めていたらすでに火星が南中していて東の空が明るくなっていました。大急ぎで火星に望遠鏡を向けます。

視直径が8秒角の小さな火星ですが「火星くるくる」で地形を確認しながら眺めると何となく模様が見えてくる。

火星を撮影しているとシリウスと木星くらいしか見えないくらい明るくなってしまいました。しかし望遠鏡ではしっかり火星が見えていました。

10月13日

この日も目覚ましで3時半に無理やり起こされる。ベランダに出ると快晴で早速木星に望遠鏡を向けてみる。
昨晩のうちに大赤斑があるのか?衛星はどの位置か?と調べていて、実におもしろい形になることがわかっていました。これです。

大赤斑が東から出てきて、衛星ガニメデが木星面に乗る直前、木星の後ろから衛星イオが出てくる~というドラマチックな場面です。
この画像を見るとそれぞれの衛星の模様が見えています。それが正しいかどうかをSkySafariで確認します。

どうでしょう? 何となく見えていますよね。


そしてこんなチャンスはそうそうないので60秒間隔で撮影して動画にしてみました。

続いて火星を見ます。
火星の自転周期は地球よりわずかに長く24時間37分です。よって昨日と同じような時間に見ると、ほぼ同じ模様が見えています。

火星を見た後はもう一度寝直して~午後から伊吹山遠征でした。その様子はこちらです。

10月14日

10月14日は紫金山・アトラス彗星の頭を狂拡大してみようと思っていました。なるべく高い位置で捉えたいので金星が見えたタイミングで自動導入することにしました。
で、せっかく金星に望遠鏡を向けたのでその時に撮っておきました。

こんな感じで3連休は惑星も十分に楽しみました。

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