紫金山・アトラス彗星を捉える・10月13日伊吹山遠征

太陽系
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昨日は自宅で紫金山・アトラス彗星を捉えることができました。
これだけ尾が見えるのであれば10月13日はやはり標高があるところへ行きたくなってきました。
何年かぶりに伊吹山へ奥様も同行でドライブ方々行くことにしました。
11日と同じ装備ですが、彗星の高度が上がり暗くなるまで見えているとすればポラリエくらいはあった方が良いと思い、装備に追加しました。と言ってもこれだけですが重くて台車で運びました。

13時に自宅を出発し、途中で昼食をとり伊吹山ドライブウェイの料金所に15時すぎに到着しました。

伊吹山ドライブウェイは60周年だそうです。そして来月から通行料金が値上げなんだとか

頂上駐車場には16時頃に到着し、それほど場所取りはなさそう。
トイレの横が良いかな~と思ったけど喫煙所なのでパス。とりあえず山の上まで散歩をしてきます。

琵琶湖に太陽が反射しています。頂上付近は動物の侵入防止ネットが張られていて、通路にはドアがありました。
30分ほどで駐車場まで降りてきたらたくさんの方々が三脚を立てて準備を始めていました。
私も大急ぎで台車で機材を運んできて、この観光双眼鏡の横に陣取りました。
目の前の木が少し気になったのでもう1台のカメラを念のため少し離れたところに置きました。

今思えばこの観光双眼鏡も使ってみればよかったなぁ~。
さていよいよ日没ですが同時に雲が少し出てきました。

すぐに金星が見えてきたのでとりあえずカメラのピントを合わせます。
1台はEOS6D天体改造カメラにシグマ150㎜F2.8に専用の2倍テレプラスを装着し300㎜で大体で北に向けたポラリエに載せてあります。
そしてもう1台はEOS80Dにお気楽ズーム18~135㎜が付けてあります。
双眼鏡はZERO経緯台にNIKON70㎜15倍が載っています。

この双眼鏡で捜索を開始、見えている金星を導入し、その高さを保ったまま太陽が沈んでいったあたりまで水平移動するも「いないなぁ」。金星の少し上を水平移動、もう少し上を水平移動とやっていると「見つけた!」。その方角に300㎜を振ってみるがなかなか画角には行ってこない。300㎜では時間がかかるかもしれないと判断し、2倍テレコンをはずして金星でピントを合わせなおし、そのまま水平移動してシャッターを切ってみた。何とかモニターに写った「小っさ!」

ポラリエの電源を入れ追尾しながら2倍テレコンを入れ300㎜に戻します。
あたりが暗くなってきたころに1枚。

おやおや~これは300㎜横位置では尾がはみ出しそうだ! とりあえず縦にしておこう。

おお~こりゃあ凄い!!縦位置でもはみ出しそうだ!!
双眼鏡を覗くと凄い迫力で4度の視野では全く入りきらない。

奥様がiPhoneで撮っていて「写った!」とな。では私も~パシャ。

ええ~マジか! カメラいらね~じゃん!

同じような画角でEOS80Dで撮ってみた。

わはは~ぱっと見は手持ちのiPhoneの方が良いかも~。

300㎜の方は縦位置でもはみ出しそうなので2倍テレコンをはずして150㎜で撮ってみます。
こんなころから周りでは「すごいすごい!見えてる!!」。うちの奥様も「ほら、あれ!」。
おお~ホントだ! 縦に尾が光っている!!
双眼鏡では角がキラッと光って尾が薄く見えているが、肉眼では核はわずかに見えたりするくらいだが尾が5度くらいの長さに光っている。これにはたまげました。

150㎜横位置でも尾の先が切れそう。仕方がない縦にしよう。

おおおおおおお~!美しい!!!! こんな彗星を待っていたんだよ!!!!!
いや~伊吹山に来てよかった! 我々星屋やカメラマンのために営業時間を19時までを臨時で21時までにしてくれてありがとう伊吹山ドライブウェイ様!

最後は彗星の核は沈み、尾だけが出ている状態でした。この時の尾が双眼鏡で見えていました。
この時が19時ちょい前でした。さあ大満足で撤収! 温泉によって帰ろう。
池田温泉に向かう途中で花火が上がっていました。近くの農道に止まって少し見物していました。

池田温泉本館です、肌がツルツルのいいお湯でした。 露天風呂には小さなスライダーがあって子供たちが喜んで滑ってます。

大興奮で超楽しい1日でした。
さぁ明日はどうしようかな~。

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