10月11日、西の空に回ってきた紫金山・アトラス彗星をいち早くとらえるために、西の空が低空まで良く見える名古屋市港区の稲永公園へ出かけてきました。
ここは藤前干潟と言われるところで野鳥観察館もあります。
気ままに星空観望仲間のグループラインに出撃予告をしたので、私のほかに6人が集まり日没を待ちました。
前日のSOHOのコロナグラフを見る限りは水星よ9日には-5等級ともいわれていました
さてその紫金山・アトラス彗星がどんな姿を見せてくれるのかワクワクですが、今日の位置は日没時の太陽の直上10度のあたりにあり、ダストの尾は彗星の後ろに伸びているようです。
そして17時45分くらいには高度は5度弱になってしまい、このころには見つけたいところです。
これを見ても17時45分から10分か15分が勝負になりそうです。
私はカメラ2台と70㎜15倍の双眼鏡を準備しました。他のメンバーも双眼鏡や望遠鏡を準備して待ちます。
双眼鏡で水面を見ているとあちこちでボラがはねていました。
全く雲もなく、真っ赤な夕陽ではなく眩しいまま沈む太陽は澄んだ空気を物語っていて、これなら何とかなりそうと期待が高まります。
太陽が沈んでいく位置を覚えて、その直上10度あたりへ双眼鏡・カメラを向けます。そして彗星を探しながら暗くなるのを待ちます。
すぐに金星が見えてきましたが、彗星らしきものは見えてこない。
高度が5度くらいになったであろう17時45分になっても見えてこない。
太陽が沈んだ位置からして、この写真の真ん中あたりにいるはず!と双眼鏡を覗きながらシャッターを切りました。
そうこうしていると18時、彗星は2度ほどになりすでに山に隠れてしまったと思われます。
私を含めて7人誰も見つけることはできませんでした。
この時アークトゥールスが見えていましたが~残念。
あすは自動導入を使って仕切り直しです!
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