紫金山・アトラス彗星

太陽系
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紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)がSNSを見ていると先週は南半球から、今週になると国内から次々とアップされるようになってきました。
私が苦手な夜明け前に地平線上に上がってくるようです。
しかも4時50分の彗星の高度はわずか3度! 明るくなるまでの時間との勝負で、皆さんよくこんな低空で捕まえるものです。

連休明けの9月24日4時に目覚ましを掛けて、マンションの階段踊り場へ出てみます。
昨日からウソのように涼しくなり、透明度は良さそう。
それでも名古屋市内のため、しし座のレグルスとうみへび座のアルファルドは見えているが他の星が見えない。
この2つが見えれば大体の位置は想像できる。
「あのあたりだよな~」と6倍30㎜双眼鏡を手持ちで探してみるがそれらしきものは見えてこない。
写真を撮ってみる。
EOS80Dに18~135㎜ズームを付けていてレグルスとアルファルドが画角に入るよう、35㎜で撮ってみました。

煌々と明かりのついたマンションの上あたりにいるはずだが~雲の中か! 見つからない。
そうこうしている間に明るくなってきてレグルスも見えなくなり玉砕。なんとも悔しい!

6倍30㎜双眼鏡の手持ちではダメだし、暗いレンズもよろしくない。
ということで、翌日は15倍70㎜双眼鏡をZERO経緯台に載せ、カメラもEOS6Dに135㎜ F2.8を準備しました。

9月25日4時に目覚ましを掛けて起床。
空を見るとほとんど星が見えないほど雲が多く、低空はまず無理だ~と諦めて2度寝。

9月26日、夜明け前には晴れる予報。週間天気予報も今月のラストチャンスのような予報。
3日連続で4時起床。雲が多いが星は見えている。
彗星の位置を確認してカメラと双眼鏡を階段の踊り場へ運びます。

24日よりステラナビゲーターの予報では0.4等級明るくなり、高度も1度高くなっている。
今日見つけなければ近日点通過前は絶望的になってしまうので、なんとしても!

東の空はスッキリ晴れていて寝ぼけ眼でもレグルスとアルファルドが良く見える!
これなら何とかなりそうだ!

70㎜15倍双眼鏡で正面のマンションの上あたりを重点的に掃天開始。
双眼鏡を水平に移動し、視野の半分くらいを上に上げ、また水平に動かして~を繰り返します。
雲が移動した時に出てくるかもしれない~ちょっとだけコメットハンターの気分。
「いたっ!」ホントにゆっくり動かさないと見逃してしまうほど暗くて小さい!

わかりにくいですがここにいます! マンションの左角の上あたりです。

この約30分後、写真には写っても双眼鏡では見失いました。

なんとか見ることができ、3日連続で4時起きした甲斐は十分にありました。
10月中旬には夕方の空に見えてくるはずで、その時にはもっと立派な尾を引いていると良いなぁ~。


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