SV503 102ED ファーストライト

天体望遠鏡
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台風10号が迷走しながら接近中の名古屋ですが、8月31日の夕方は夕焼けになり「あれ?台風はどうした?」って空でした。
なんだか晴れてきそう!

そうは思っていても赤道儀は台風に備えて撤去してあるし、晴れたらどうしよう~などと思っていても晴れることはありませんでした。
日付が変わるころに歯を磨きながらベランダに出てみると雲量50%くらいで南中した土星とフォーマルハウトが見えていました。
これはいけない!新鏡筒を試すチャンスだ!

大急ぎでZERO経緯台を出して、SV-BONY SV503 102EDを載せて適当なファインダーを装着しました。遠くの明かりで確認するとほぼファインダーは合っているので良し。
しかしこの時に明かりにピントが合わなくて「おや?」と思いましたが、そのまま土星に向けてみた。

接眼部にはEMSとナグラータイプ4-22㎜と私の一番好きなアイピースです。
ややや~光路長130㎜ほどのEMSではやはりピントが合わないのか! 2インチの天頂ミラーはもう使うことはないと思って処分してしまったしな~ 困ったなぁ。
であれば直視ならどうだ?とEMSを外して直接アイピースを差し込みました。

土星の高さは首が痛いのでフォーマルハウトに向けてみました。
ドローチューブをググっと伸ばしていきますが、あら~もうちょいのところでこれまたピントが出ない!
真鍮製の重い40㎜ほどの延長筒いれてみるとやっとピントが合いました。 フォーマルハウトはシーイングが悪く踊っていましたが、しっかりピントが合い一安心。

直視でもどうしようもないし、EMSは使えないので仕方なくアメリカンサイズの天頂プリズムにSV-BONYの3~8㎜ズームアイピースで再び土星に向けてみます。

8㎜90倍弱で導入し、そのまま5㎜、4㎜、3㎜と倍率を上げてみるも、土星の細い輪はくっきりとエッジが鋭いまま233倍までキッチリと良く見えていました。
以前FC-125を使っていたころはフローライトでは白っぽくカリッと見えていた惑星が、TOA-130スーパーEDに替えたときには黄色っぽくしっとりとした見え味になったイメージが私の中に残っていますが、この望遠鏡で見た土星は黄色っぽい見え方でやはりEDの見え方なのかなぁと思えました。もう少し明るい木星や接近した火星や月のエッジを見てみないとよくわかりませんが、今日の土星は十分満足のいく見え方でした。
iPhone手持ちコリメートで撮ってみました。

なんだか青い雲をまとっているように見えますが、アイピースを覗いた感じではわかりませんでした。
やはりもう少し明るい対象を見てみたいものです。
とはいえ、この望遠鏡の外見の出来の良さは素晴らしく、きれいなコーティングのED対物レンズを搭載して十分満足のいく望遠鏡が7万円ちょっとで手に入れられるのは凄いことかもしれませんね。
欲を言えばファインダー台座くらいはついていても良いんじゃね~って思いました。
次回は赤道儀に載せてもっとじっくり眺めようと思います。

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